【wrwrd】モテ男に振り回されている【zm】 (ページ7)

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６振りページ7

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バーガー1個でギブアップしました、幸坂だ
俺が全部食べ終えた頃には鳥井も追加の分のバーガー全部食い終わってた
こわい。

食べた食べたとお腹をさする姿を吐きそうな顔で眺めていれば俺の様子に気がついて爆笑しだした

「ぶふwwwバーガー1個でそれなんwww」

『うっ…お前と一緒にするな…』

「いや同じ人間やから一緒やでww」

『人類に化けやがって』

「ふはははwwいやいやww」

そこからは何故か他愛もない話を繰り広げていた
そして気付けば夜の八時
俺びっくり、なんでこいつと馴染んでんだ俺
イケメンは敵だろうが！！！くそっ罠に嵌められたっっ

すかさずバッグを肩にかけて席を立つ
それを見た鳥井もパッと立ち上がってバッグをリュックのように背負って隣を歩き出した

「なんやもう帰るんか？」

『流石に時間だ』

「え〜、ゲーセン行こうや〜」

『こんな時間に空いてるのかゲーセンは』

「いや分からんな」

『なんなんだ』

てか時間聞いてどうする、行くつもりだったのか俺！！
いや確かに親しい友達がいない俺は1人だったからぼっちで寄れない場所に行くのは嬉しい、嬉しいが相手はあの鳥井希だぞ？！気は確かか！！…うっ自分で言ってて胸が痛むっ…

ふーあぶねぇ、また罠にハマりかけた
今度は釣られんぞ

『兎に角俺は帰る、またな』

「……」

『？どうした』

「…ふっ、いや、またな〜」

『？？？…あぁ、またな』

俺の別れの挨拶に先を歩く鳥井が振り返り不審に固まった
心做しか不思議そうな雰囲気を感じる
その反応に俺も不思議に思い首を傾げたが何事も無かったかのように挨拶を返された

なんだったんだ？

まあやっとこれで帰れるから今はそれでいいだろう！
よっしゃ録画してあるドラマ観るぞ！！！！

「またな、言うてくれるんや

…やっぱおもろいな〜晴くんは」