【wrwrd】モテ男に振り回されている【zm】 (ページ1)

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１振りページ1

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ここは

私立我々高等学園

そこのある一室

夕焼けが窓から射し込む放課後に

並んで席に着く男2人の姿があった

その中の1人は幸坂晴こと、俺である

もう1人はこの学園の生徒会に就いており
女子、男子からの支持率が大いに高い男、鳥井希であった

俺達は日直の仕事の一つである日誌を書き忘れたことにより担任からお叱りを受けて、放課後にこうして2人残って日誌を書いているのだ

＿＿＿＿＿＿のだが…

「なぁなぁ、終わった？？終わったら俺のもお願いしてええ？なぁー聞いとる〜？？なーなーなーなー」

先程から隣の男はこんな調子で一切日誌に手をつけずにぐでーんとしているのだ

なんなんだコイツと視線を送って無言で日誌を進める
構ってる暇はないのだ
俺は早く帰りたい

なんかずっと言っている鳥井を無視し続けてそろそろ終わる！とせっせこ頭フル回転させてペンを忙しなく動かしていれば
夕焼けに照らされ少し眩かった日誌が突然影に覆われて不審に思う

急な雨か？と顔をあげれば、にまっと口角を上げている鳥井が近距離に迫っていた

『なに』

内心驚きすぎて罵詈雑言で溢れているが何とか抑え込んで話しかける

やっと反応を見せた俺に鳥井は肩を組んで凭れ掛かってきた

『ちょっ、やめろ』

「ええやんええやん、減るもんやないし」

『寿命が減る』

「あ？」

『気のせいだ』