第三十二話 ページ34
「少し考えたんだけどさ、Aちゃん、ちょーっと相談、というかお願いがあるんだけど」
『何？』
「Aちゃんの能力は、相手の能力を無効化させるというのが分かった訳だけど、
その能力、もっと上手く活用できないか実験したいんだ」
『実験？』
皆がP-P君がフラれたという事実に軽くひと笑いしてた中、
実験、アブさんはそう言った。
能力も生き残る鍵となっている中、私の能力はもしかしたら強力な敵へ対抗できる鍵となるのかもしれない。
彼には怪我を治療してもらったという借りもある、死なない程度なら協力は惜しみたくない。
「Aさんに何するつもり？まさか、助けたのも実験の為だったとか言わないよね？」
「はいはい違うから。で、Aちゃんの能力を自分の体だけでなく、新たな対抗策となる武器にしたいの」
『は、はい』
「俺が能力で毒薬を体内に注入した時は無効化された、それは分かった。次の疑問は、
君自身が能力をもった奴に触れた際は、触れられた奴が能力を発動できるかどうか、だ。やってみてくれない？」
アブさんが随分と堅苦しく言うものだから少し怖かったけど、案外簡単だ。
とりあえず視界に入ったレトルト君の腕を掴んでみる。いきなり過ぎたか、レトルト君の肩がびくっと跳ねた
「どう？変化ない？そのまま誰でもいいから化けてみて」
「あー…、何か、体に上手く力が入らん。動けないって訳やないんやけど、よく分からん感覚。能力も発動できんわ。え、というかこれでよく蘭たん君はAちゃんおんぶできたな」
「すごい重かったよ」
『その誤解を招く言い方やめてくれない！？』
「Aちゃんは着やせするタイプか、成程ね」
『違うっつってんだろ！』
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ちゃんかな(プロフ) - キヨのラスボス感が…ww面白くて一気に読ませて頂きました！更新楽しみにしてます^ ^ (2016年4月18日 6時) (
レス) id: 92b328d118 (このIDを非表示/違反報告)
不眠パン(プロフ) - じぜりゅ@せぴ厨さん» ありがとう(-ω-) (2016年3月26日 2時) (レス) id: 08941b9fc7 (このIDを非表示/違反報告)
じぜりゅ@せぴ厨(プロフ) - 影ながら応援していますー！これからも頑張ってください！ (2016年3月26日 1時) (レス) id: 4161755bef (このIDを非表示/違反報告)
不眠パン(プロフ) - どんどこさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です！個人の忙しい時期は終わったので更新頑張ろうと思います！ (2016年2月27日 0時) (レス) id: 3ebdc808ef (このIDを非表示/違反報告)
どんどこ - 何でこんな素晴らしい作品が作れるんですか…とても尊敬します！これからも頑張ってください！ (2016年2月26日 23時) (レス) id: 5d711073e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不眠ご飯 | 作成日時：2015年8月1日 7時
