No one knows what lies ahead.❸【久々知兵助】 (ページ17)

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久々知「っ、は、なん、どうした、、んだ、？！」

『あはは笑ちょっとやらかしちゃってね笑』

ちょっとやらかした、と軽く笑ている

その姿はAに違和感を感じ始める前そのものだった。

目は見えないものの、柔らかい表情で笑っていることは何となく伝わった。

まるで嵐が去ったようだ。

久々知「ッ、、、。」

『、、、あれ？久々知君以外にもいるんじゃないの？外に。いるなら出てきなよ。』

久々知「、え？き、来たのは俺だけだけど、、、、、！！」

尾浜「あー、、あはは、、苦笑い」

不破「最近兵助に会いに来ないのが気になって、、来たんだけど、、、」

竹谷「、、そ、の傷、どうしたんだよ、、？！」

『少しやらかしちゃったんだよ笑』

鉢屋「、、、。A、、。なぁ、頼むよ、、！！隠していることを教えてくれ、、！！誰にも言わないし協力もする、、！！だから頼むよ、、、っ！！」

『んー、、、じゃぁ、少しだけ教えてあげる。私に婚約者がいることは知ってるよね？』

尾浜「っ、え？あ、あぁ、、」

『私は、その人が好きじゃない、だからその結婚を阻止しようとしてる。それだけ。』

不破「っ、、も、もうすこしだけ教えてよ、、！」

『だぁめ。“あなたたちが知っている範囲でしか教えてあげない。”』

久々知「っ、、！！！」(Aは、俺たちがどこまで知ってるかわかってる、、、のか、、？！ま、さか、、っ)

『ﾌﾌｯ、、、あ、そうだ、さっき食器の落ちる音がしたんだけど、もしご飯落としたのなら悪いけどもう一回持ってきてくれない？』

久々知「、ぁ、わ、分かった、」

(お前らが私のこと、思っている以上に知ってるからびっくりしたよ、、。笑
どこまで知ってるのか、土井先生に話させて良かった。まぁ、土井先生にはバレたけど)

私は、五年生が私のことをどこまで知ってるのか、情報が集まってるのかが知りたくて土井先生に頼んだんだ。五年生からそれを聞くように。

それを土井先生から教えてもらった。

土井先生にはバレたけれど、仕方がない。