ＮＯ、０１５８ ××× ページ43
「座って」
突然何を言い出すのかと思ったが、真剣な面持ちから緊迫した状況であることは把握できた。
「どうしたの？ まさか敵？」
「正解。まぁ座って」
いや合っとんのかい！
カマかけたつもりだったんだけど......。
私が地面に腰かけるとゴンとキルアもつられて座った。
「敵に緊張が伝わらないように、何か話してて頂戴」
「はーい」
何話そうかな......。
「あ、そうそう！ ポケ●ンのゲーム、赤緑がアニメ化するらしいよ！」
「えっ本当？」
「うん！ めっちゃ楽しみ！」
(臨機応変に行動できることがこの子のいいところだわね......)
「ねェ何で気付いたの？」
「殺気。敵はあたし達殺す気だわよ」
「成程ねぇ」
漏れた殺気はほんの少しで、相手が自分を諫めて殺気を抑えるまでの時間も一瞬だった。
それに気づくことの出来たビス姉は、本当に凄いんだなと思い知らされる。
私も、早く強くなりたい。
その為には、修行をたくさん積まないと。
今はまだまだ未熟だけれど、いつかはきっとあの人みたいに――。
その前に、過去にケリをつけなくちゃ。
ねぇ、×××？
「そんなに言うならいいわよ！！ もうやってらんないわバイバイ！！」
人の頬を叩いた乾いた音と、怒声にはっと我に返る。
それはビス姉と芝居だということを察した私はおもむろに立ちあがった。
「あぁそう！ じゃあここでサヨナラだね！ 行こう、ゴン、キルア」
ゴンは、これが芝居だと気づくのに少し時間を要したが、やがて納得したというように歩き出した。
キルアがビス姉を賞賛する気持ちが、痛いほど分かった。
※
「よし、戻ろう」
引き返している途中に３回ほど怪物に出くわし、時間を食ってしまった。
「！！」
到着した時には既に、戦いは始まっていた。
相手は第一級殺人犯ビノールト。
ビノールトは、ビス姉の髪を切り、それを食べた。
どうやらそれにより、相手の情報を知ることが出来るらしいのだ。
「！」
“見てて”
そうビス姉は目配せをした。
食人鬼としてではなく、武闘家として手合わせを願ったビノールト。
接戦が予想されたが、意外にも決着は早かった。
勝者は、ビス姉の方だった。
「運が良い。念での戦いならあんたを殺してた」
冷淡に吐き捨てた台詞に、私の背筋は凍りついた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ウル(プロフ) - ふみふみさん» コーラね…気に入らない人もいたよ。まあ仕方ないけどね(苦笑)すごくないよ…まだ新人だし。あ、リクエストのイラスト、明日か明後日に載せるよ。 (2013年8月30日 19時) (
レス) id: 2a11968711 (このIDを非表示/違反報告)
カエルンの3DS - ふみふみさん» フレンドリスト見てみ？ハリセンボンの春菜がいるからww (2013年8月29日 4時) (レス) id: 3bb9d42e20 (このIDを非表示/違反報告)
ふみふみ(プロフ) - カエルンさん» その男の子、失礼だな(-"-)私は知らん不良？の人にブスって言われたｗｗｗ本当のことだから何を今さら言ってるんだろうとか思ったｗｗｗ (2013年8月28日 17時) (レス) id: 3596bb07c6 (このIDを非表示/違反報告)
カエルン(プロフ) - ふみふみさん» ないないw知り合って数分しか経ってない男の子に、ハリセンボンの春菜に似てね？wwって言われてたしww (2013年8月28日 16時) (レス) id: c865eef8a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふみふみ(プロフ) - カエルンさん» 超！？えｗｗちょっｗｗｗそんなこと言って本当はすごい美人ってオチでしょ（＾ｕ＾） (2013年8月28日 16時) (レス) id: 3596bb07c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：２３茶 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/humihumi013/
作成日時：2012年6月8日 18時
