今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:24,396 hit
小｜中｜大
27 ページ27
・
「こーち、大丈夫？」
なんとなく避けられているような気持ちはあの時だけじゃなかった。
その後もそれとなくかわされて、まともに話してくれない。
それを見かねた大我がこんなことを言い始めたんだけど。
さすがにクソ坊っちゃんに言われるとは思わなかった。
「え、何が？大丈夫だよ。」
自分でも苦しい言い分だとは分かっている。
分かっていても、自分でも認めたくないのだから仕方がない。
俺は結構、ジェシーのことが好きだったらしい。
「今日夜飲まねぇ？」
「あー俺ジェシーに誘われてる。北斗ならいいよ。」
嫌でもジェシーは同じ建物に住んでるんだと、今さら思う。
俺もこの二人みたいにお互い別行動でも何も思わないだろうか。
…想像して、無理だと思った。
「北斗、どっか飲みに行こう。」
「めんどくせぇな。」
今日は早めに終わるか、と話す北斗は、結構優しいよな。
「酔うなよ。」
「わかってるって。」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白ヤギさん | 作成日時：2021年1月29日 17時
