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プロローグ ページ1
雪が嫌と言うくらいに降りしきる夜。
妹に『大事な用がある』と呼ばれた私は、冷たい部屋で一人、待っていた。
「どうせさ……大切になんて思っても無いでしょ?お姉様」
それが、唐突に言われた言葉。
………信じられなかった。
そりゃまぁ、そう思わせる行為を取ってしまった私に非はあったと認めよう。
「ぇ………………?」
「ねぇ。聞こえなかったの?お姉様、いや、レミリア」
この時、私はようやく理解した。
フランは、フランは私の事を姉として、見ていないと。見捨てていると。
「......いい子ぶるって、どうなの?」
「ちがっ、違う、ふら…っ、話だけでも…っ!!」
溢れ出した涙は止まらず、冷ややかな視線を浴びせられながらボロボロに泣いた。
__その日からだろう。フランを見なくなったのは..。
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作者名:鮎 | 作成日時:2016年10月2日 2時