集合 ページ2
「はいはーい!読んだのはおめさんがい?」
「んだ!若松、久しぶりだない!」
「んだなぁ、あ、こっち来てくんちぇ!」
「なんだい?」
「皆集まってっがら、ほら、おめさんもどうだい?」
若松は、そういって酒を勧める。
「いいのがい?んだら、いただくとすっがい!」
「お、若松!福島さん連れて来たのがい?」
そう言うのは喜多方。
「あ、そうだそうだ。福島さん、く?」
「ん?喜多方ラーメンがい?」
「んだよお!く?く?」
「いいのがい?」
「いいがら、け!」
「んじゃあ、く。」
喜多方が作る醤油味の豚骨スープの喜多方ラーメン。
それを皆で食べる。
これが皆で集合したときに必ずすることになりつつある。
少し遠慮がちな福島もほぼ強制的に食べさせられるのだ。
「どげ?」
「……め!」
「そうがい!えがったえがった!」
この日常は、誰にも譲れないなぁ。
と、福島は心の中で呟いた。
_______
余談
新登場人物が喜多方だけでしたね。
【方言の解説】
・おめさん→貴方
・んだ→そうだ
・く→食う?
・け→食えよ
・どげ→どう?
・め→うまい
・えがった→よかった
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