谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ32)

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三十話ページ32

合宿が始まってから蛍の視線が冷たい。何かを射止める様で。赤葦さんからの視線も痛いほどだ。

？「ねぇ？欲を出してるのに、何で人間になろうとしないの。」

そして、私の出現も多くなった。別にもう用無しなのに。

影「なぁ、A。ドリンクくれ。」

『あ…はい。これ…』

それなりに緊張しながらも影山君にドリンクを渡す。それから日向君にも。

月「何で、僕に見せない顔をアイツらにはするの…。」

蛍は、影山達をギロりと睨んでいた。試合中の赤葦も。まるで恋人を奪われた男みたいに。

菅「あ、Aちゃん。大地が突き指しちゃってさ…清水とかいなくて…」

『はい、分かりました…今行きます…』

救急箱からテーピングを取り出し、主将の所へ行く。主将は、すまなそうにちょこんと座ってる。

澤「ごめんな、A…」

『いえ…大丈夫…です…』

くるくると指にテーピングを巻いていく。お姉ちゃんに教わっておいて良かった…

澤「ありがとう、A。本当にスマンな。」

『いえ…！マネージャーなので…』

それにしても、今日はよく頼まれるなぁ…別にマネージャーなのでいいんだが。その時の２人は…

月「同じチームの人なのに…ムカつく…」

赤「同じチームだからって調子に乗って…許せない…」

醜い嫉妬心にかられていました。最早、彼女に近づく者が誰であろうと許せなくなっていました。

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オチとは一体…？

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※頑張って繋いで♡