谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ26)

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二十四話ページ26

？「A、絶対に人間にAの血を飲ませちゃダメだよ。」

『どうして？お母さん。』

？「飲んだ人は、吸血鬼になっちゃうからだよ。」

小さい頃にお母さんから聞いたしてはいけないこと。人間には、私の血を飲ませてはいけない。吸血鬼になっちゃうから。

月「ねぇ…僕に血を飲ませて…？Aの…」

蛍が狂ったように私の血を強請る。ダメだよ、それだけは出来ない。お父さんみたいに…陽の光が浴びれないのにはしたくない。

『ダメだよ、蛍。』

“本当に？”

お母さんの声が頭に響く。でも、姿は、お母さんじゃない。吸血鬼の私だ。

『何をしたの…？』

“アドバイスをあげただけ。あんたが、月島君だけのものになるように。”

何処かで私は、願っているのだろう。蛍が吸血鬼だったらな。と。でも、違う。違うよ。

『私は、誰のものでもない。』

“ツマンナイの。欲を出せばいいのに。”

その声は、ふわっと消えた。でも、蛍は血が欲しそうに見つめてくる。

『ダメだよ、蛍。』

月「なんで…なんで？僕のものだけにしたいのに…」

でも、それは私の血を飲む事で出来ることなの？そんなこと無いよ。私は、信じる人の者だよ。

『蛍を、同じ闇に落としたくないよ。蛍は、私が出来ないことをしてくれる…蛍は、私にとって“太陽”だよ。』

月「…Aの血を飲ま無くても叶えることが出来る…僕は、気持ちを伝えるまで諦めない。」

その時、赤葦は、取られてしまう前に取らなければと言う考えが頭に浮かんでいた…

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あぁぁぁぁぁあ！！文才がぁぁぁあ！

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