谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ24)

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二十二話ページ24

合宿が始まって２日目。お腹が半端なく空いていてやばいです。

月「A、大丈夫？凄い、顔してるよ？」

『無理…お腹空いた…蛍、ご飯ちょうだい…』

月「いいよ。はい。」

いつもなら首筋を出してくるのに今日は、唇だった。トントンと唇を叩く。

『どうしたの？今日は、首筋じゃないの？』

月「うん、何となくその気分なの。」

蛍は、私の身長くらいに屈むと目を閉じた。私は、真っ赤な目を輝かせながら噛み付く。ドロっとした血が流れてくる。

『(蛍の血、毎回美味しい…)』

月「(赤葦さんには、Aを渡さない。)」

そんなことを2人は考えていたその時に後ろからぎゅっと抱きしめられた。ふわっと甘くて美味しそうな匂いが後ろからする。この匂いは…

『はかはひはん(赤葦さん)』

赤「また、金髪君から貰ってる。俺の血もお腹いっぱい食べてよ。」

蛍の唇から無理矢理離すと自身の白い腕に私の牙を突き立てた。血が口いっぱいに広がっていく。

赤「たくさん、食べていいからね。」

『ほんほうれすか！？(本当ですか！？)』

ふわっと笑うと頭を撫でてくれた。お腹いっぱいになり、口を離すと２つの注射の後みたいなのが残っていた。蛍の唇にも同様の傷。

『お腹いっぱいになりました！ごちそうさまでした。今度も…血を貰ってあげてもいいよ！(にこっ)』

私は、お姉ちゃんに呼ばれていたことを思い出して体育館に向かう。置いてかれたふたりが睨み合っていたのは、また、別の話…

赤･月「金髪君/赤葦さんには、Aを渡さない。」

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何だこの話は！！！

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