谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ13)

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十一話ページ13

月島side

絶対的な確証は無かった。でも、彼女が陽の光を嫌うことあの時見せた真っ赤な目、白い肌で喋った時に見せる鋭い犬歯。

月「(きっと、Aは…吸血鬼に近い人間なんだろう…)」

僕は、5組から帰ってきたAにもっかい同じ質問を問いかけた。

月「もっかい同じこと聞いていい？なんで、フード被ってるの？」

『…別に被らなくても…いい…人見知りだから…被ってる…』

バサッとフードを脱いだ彼女は、本当にお人形みたいで。言葉が出なかった。そして、あの言葉が無意識出てしまった。

月「“吸血鬼みたい”」

自分の口から出てきた言葉にびっくりした。その後、彼女から夜空いてるかと聞かれた。あぁ…やっちゃったな…でも、泣きながら『私は、なんだと思う？…吸血鬼だったら、どうする？』なんて聞かれたら答えなんて一つじゃん。

月島「…ちょっとついて来て」

『は？』

ガシッと無理矢理にも等しい感じで連れていく。傍から見たら不審者だろうな。

『え？何ッ⁉』

ビックリしている彼女に

月島「いいから、黙って着いてきて」

と一言いうと中庭に連れてきた。陽の光も人の目もない静かで暗い環境。

月島「ねぇ、僕おいしそう？」

最初のじっと見てきた時から薄々気づいてた。彼女は、吸血鬼で、僕は美味しそうなんだと。だから、首筋をそっと出した。

『は？』

何故、そんな事を聞くの？私は、吸血鬼では無い。という目をしているが、その奥は、本当の私を見て。あなたを奪いたくない。分かったよ、助けてあげる。

月島「さっきの答え、もし、君が吸血鬼だったら血をあげるよ」

君になら、僕の血なんて、命なんてあげてもいいかな。

『…私のこと、なんだと思う？』

もう一回彼女は、僕に問いかける。僕は、こう答えた。

月島「吸血鬼に近い人間」

彼女は、薄く笑い、僕がバレー部に入ると聞いて唇と唇を当てた。そして、チクっとした痛みが襲う。彼女の目は、誰よりも美しく綺麗な“真っ赤な瞳”だった。

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メアリー連続でごめんなさい、駄作ですいません！

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