【s/k/z】s/k/zのs*t*a*yの話【男主】

#89 初めてって大変(2/5) ページ42

どうしよう…そりゃあ、暗い外で女の子1人待たせるのは良くないし…でも入れるのは…ううん…


そう、葛藤してるうちに、ガチャ…と扉の開く音。
その音の方向を見れば…スンミンがそこに立っていた。

ふわふわした寝癖に、大きな眼鏡。俺がモニターの前で硬直してるから、変に思ってかモニターを覗き込む。


SM🐶「？……おはようございます」

TS「あ、おはようございますスンミンさん！朝早いので起こしに来ました！」

SM🐶「あー、今皆起こしてきますねー」

TS「え！？ちょ、」


ﾌﾟﾂ、


あっさりと、俺が言ったことをもう一度伝えてモニターの電源を切ってしまった。

嘘…あれ切っちゃうの？
流石に強すぎ…というか淡白過ぎない？

俺はスンミンの対応の早さに度肝を抜かれる。



IO🦦「す、スンミナ…」

SM🐶「イオヒョンおはよ、もう準備できたの？」

IO🦦「うん…それよりさっきの」

SM🐶「？皆起こせばいいんでしょ？」

IO🦦「そ、そうなんだけどぉ…」


そうだけどそうじゃないというか…

俺がモゴモゴしていると、まだ眠そうなリノやアイエンも部屋から出てきて、結局最後に寝ぼけたままのフィリックスが出てきて、俺たちが皆を起こす必要は無くなった。


みんな出る準備を早々に終えて、チョさんが待つ玄関へ向かう。


FL🐣「んん゛ー…眠い…」

SM🐶「寝るなら車で寝てー」

LN🐰「イオーおんぶー」

IO🦦「持てるわけないでしょ…」

IN🦊「大人げない…」

LN🐰「ヤンジョンインがおんぶしてくれるの〜？❤」

IN🦊「シロ〜〜〜〜！」


ドタバタガヤガヤ…朝からやかましい俺たちの声に、玄関の前でスマホを触りながら待っていたチョさんが目をまん丸に見開いている。

ごめんね、めっちゃ待たせたよね…。

俺は申し訳ない気持ちで頭を下げる。


IO🦦「ごめんなさい、さっきはスンミンが切っちゃって…」

TS「…いえ！大丈夫ですよ！でも今度からは私が…」

STF「ヨロブンおはようございます、もう車いるので乗っちゃってください」

TS「…、」

IO🦦「？」



なんだろ、何か言いかけてたけど…

ひとまずここでダラダラしてる時間も無いから、俺たちはスタッフさんの用意した車に向かう。

なんでかスンミンがずっとチョさんのこと見てたけど……何だったんだろう？

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