#84 愛をこめて🥟(2/3) ページ26
だからこうやって、二人のオフが重なった今日絵を描くことにしたんだけど…
せっかくだからヒョンにモデルになってもらったんだ。
ひまわりが3輪入った花束を持って、ソファに座ってもらって。
…ヒョンは本当に画になる人だと思う。
ビジュアルの良さは言うまでもないんだけど、雰囲気がすごく独特で、ただ座ってるだけでもアンニュイな空気が既にある。
その上笑わないでいるとそれが強化されるっていうの？この前のCMとか雑誌とか、とにかく別人みたいだってbubbleでSTAYとはしゃいでたっけ。
HJ🥟「…」
IO🦦「…」
アナログ時計が無い俺の部屋は静かで、俺が絵の具をキャンバスに乗せる音だけが鳴ってる。
曲をかける日もあるんだけど、今日は要らないかな。
だって身の前のヒョンの雰囲気を壊しちゃう気がするから。
そうやって、どれぐらい時間をかけたかわかんないけど…乾燥させないと進めなくなってきたタイミングで俺はヒョンに声をかけた。
HJ🥟「…ヒョン、今日ここまででもいい？あとちょっと乾燥させたくて…」
IO🦦「もちろん〜見せて見せて！」
楽しそうに俺のキャンバスをのぞき込むヒョン。
下手くそって言われるかな、それともいつもみたいに凄いねって言ってくれるかな。
楽しみと不安が混ざったみたいな気持ちでヒョンの言葉を待ってたら、ヒョンは言葉に詰まったように口を覆う。
IO🦦「あー…」
HJ🥟「？ヒョン、どうし……！」
髪の毛に遮られて見えなかったけど、困ったような眉に、深い緑の目が少し潤んで、恥ずかしそうに頬が赤く染まった顔が見えた。
パッと顔を逸らされたけど、耳も赤くてどれだけ恥ずかしがってるかなんて一目瞭然。
何？俺、こんなヒョン初めて見た。
もしかしてこのままアタックすれば俺、ヒョンと…なんて。
そんな考えを他所に、先にヒョンが口を開く。
IO🦦「いやその…改めて見ると…照れるなって…あは、」
恥ずかしいな、と顔を扇ぐヒョン。
俺はその顔を見て、頭がクラクラした。
俺が描いた絵で、ヒョンがこんなに動揺してる。
…こんなに嬉しいことってないよ。
だって1番届けたい人が、こうやって俺の絵で気持ちを動かしてるんだもん。
…そうだ、もしかしたらあの絵も気に入ってくれるかな。
立てかけられたキャンバスの中で、一番奥にしまい込んだ小さいキャンバスを引っ張り出す。
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ENTPの女(プロフ) - 連夜さん» コメントありがとうございます〜！🐺はとにかくニヤつきながら書いたお話なのでこうして感想いただけて超絶嬉しいです😂😂一気読みもありがとうございます😭これからも飽きる予定が無いので引き続き見ていただけたら嬉しいです❤ (6月10日 2時) (
レス) id: 17100660b5 (このIDを非表示/違反報告)
連夜 - 🐺大好きです。でもやっぱ主人公が｡｡｡＿|￣|○好きすぎて...どうしようもない。おもろい。一気読みしました。応援しています。飽きないのスゲー！尊敬してます。 (6月9日 23時) (レス) id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
ENTPの女(プロフ) - Tomorrowさん» へへ…うれし…わしの中ではムッツリ…いやなんでもないです…☺️ (5月30日 23時) (レス) @page25 id: 17100660b5 (このIDを非表示/違反報告)
Tomorrow(プロフ) - 🐺さんの解釈一致すぎて勝手に万歳してます笑笑 (5月30日 13時) (レス) @page24 id: ee895ff754 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ENTP | 作成日時：2023年5月20日 0時
