【呪術廻戦】温度差が凄い神崎さん【さしす組】

温度差が7°C ページ8

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五条だった。







あの天上天下唯我独尊。我こそが一番である、とでも言いたそうな性格の五条がだ。






確認の為もう一度。五条悟だった。





夏油と夜蛾は五条にお前誰だ？という目線を送り、


家入は興味が無さそうに煙草をふかし、


灰原はあんぐり口を開け、


七海は五条を鼻で笑った。





そんな酷い仕打ちを受けている(普段の行動故にだが)五条は事の重大さを理解した。





「(今、俺は五条悟であって五条悟ではなくなっている…!!)」




と不思議な言葉を脳内で巡らせながら。




……そして、Aはこの人、噂と全然違うな〜と呑気に考えていた。




歌姫先輩に聞けばやれクソだのなんだの言われていた五条のことを心の中でそっと慰めていた。




「大丈夫？神崎さん。あ、僕は五条悟ね〜!!」



シクヨロ!!と明るめな言葉が口からスラスラと出てくるが、五条の心は対照的に暗く沈んでいた。




絶対彼奴らにイジられる…!と後悔したときには遅く、夏油と家入はニタリ、と口角を上げていた。







『……あ、えとご、五条さん!!その………あ、ありがとう…ございます…………!!』







………が。Aの言葉にスン、と真顔になる二人。



「五条って何回メスで刺したら殺せる？安心しろ、楽にはしねぇよ。」
「ふふ、外で話そうか。悟。」


「え〜？傑寂しんぼか？？一人で行きなよ〜僕やだ〜〜」
『……………』





歌姫先輩が言ってた五条は子供、という言葉を今理解し一人納得をしていたAであった。

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