温度差が26°C ページ28
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「………………」
「全く、どこ行っていたんだい?」
「心配したんだぞ〜」
『……………うぅっ………』
左から黙っている五条、終始笑っている夏油、純粋に心配をする家入の順に並び少々怯えるAを正座させ説教をしている。
実際、親戚_というよりは分家の子供だが_に会いたいが為に学校を脱け出すなど普通の人間なら有り得ないだろう。
普通の人間ならしない、という事を裏付ける事実も存在する。
___そう、それは呪術師は皆イカれているということだ。
この、正座をして説教に怯える呪術師、神崎 Aは優しさ、家族愛故のイカれが存在していた。
自分の大切な友人や家族の為であったら命を顧みない。
また、その大切な人々を傷付けた人間は永遠に赦すことはないだろう。
…冒頭と話が大分逸れたが、Aは授業が始まるまで長い間説教を受けていた。
やれ何してんだだの、やれ危ないだの何だの家入と夏油延々と聞かされAは机に突っ伏してしまっていた。
……まぁ、五条は黙っていたが。
やり過ぎたかな…と周りの三人衆は心配するがそれは違う。
Aは、歓喜していた。
こんなにも心配してくれるとは思っていなかったのだ。
京都校ではそんな事、有り得なかった。
ニヤケ、上がる口角を抑えるのに必死なAは座学の時間中ずっと口元を手で覆っていたという。(五条談)
「……………」
尚、そんなAを姿を見ている五条も口元を手で覆っていた。
「あのクズ、キモイな。」
「うん、相当だね。」
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ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年10月23日 10時) (レス) id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 作者様一言よろしいでしょうか?スゥ貴方は神です!!!!!!(大声)天才です!!!!!!!!!(大声) (2022年8月19日 15時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - 森さん» あ"り"がと"う"ござい"ま"す"(号泣)アッ……………あれ、???私ってもしかして東大生だったのですかね???(錯覚)あー、成る程。私は東大生で今とても良い職場に勤めているんですよね(血涙)??ありがとうございます… (2022年7月29日 21時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 袋様、語彙力を分けて下さいません???こんな神作品を書けるなんて、さては東大生ですか?! (2022年7月29日 0時) (レス) @page37 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます…!!そんな、……表現の仕方が素晴らしいだなんて………!!(照)これからも張り切って書かせて頂きたいと思います……!!頑張ります〜! (2022年7月16日 22時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:袋 | 作成日時:2022年2月27日 2時