温度差が25°C ページ27
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『霞〜〜〜〜ッ!!!!』
Aが勢い良く抱き着いた先には水色の髪をした少女、三輪霞が立っていた。
「おねえちゃん!!ひさしぶりです!!」
『ふふ、久しぶりです〜〜!』
「娘がすみません、神崎様…」
むぎゅ、と三輪とくっつきながらAはいいえ、と頬を緩ませるとその頬を三輪は指でつつく。
『東京に来たって聞いて、飛んできちゃいましたよ〜!霞、また大きくなった?』
三輪の目線に合わせるようにしゃがみこみ笑いかけるAと、それに反応してまた満面の笑みを咲かせる娘に三輪の母親は周りに花を浮かべていた。
「…それにしても、良かったのですか?こんな突然………任務とか…」
『………あ、大丈夫……………………
ではないですね………』
三輪の母親………紛らわしいので霞の母親と呼ぶことにしよう。
霞の母親の問いかけに対し、Aは苦笑しながら携帯を手に取る。
そこには家入から送られてきた大丈夫?だの何だの書いてある大量のメールが。
…大体は五条と夏油が打ち込み勝手に送信したメールだが。
『………、あ。そういえば、何故突然東京へ?何かあったんですか?』
「…え?いや、特に理由は………………ただ娘がどうしても神崎さんと会いたいと駄々を捏ねてしまったので……」
困ったように眉を下げ言いながら霞の頭を撫でる母親と撫でられて満足そうな霞。
「ただでさえ貧乏なのに………まぁ仕方ありませんけどね…」
『…………………あ、じゃあ。
お二人の今回の東京観光費用は神崎家というか、私が負担しますよ。
霞には楽しんでもらいたいですし!!』
ふん!と胸を張ったAに霞はすごーい!と飛び跳ねる。
その一方で霞の母親は目を見開き驚いたような表情をずっと浮かべていた。
「……え、よろしいのですか……?」
『勿論です!!それに、もとの原因は私ですから!私の身勝手で京都から離れたので。』
あと、分家のお金事情はしっかりと把握しなきゃですし!とグッドマークを指でつくったAを見て霞の母親は数回瞬きを繰り返す。
『あ、私そろそろなので!!!この手帳から好きな分引き出しておいて頂いて構いませんので!!またね!霞〜〜!!』
…皆様はお気付きだろうか。
こんなAの人の良さがわかる平和な出来事が起きていた場所とは違う場所では
Aのことが心配な五条、夏油、家入によって【A大捜索会】が開かれていたことを。(分からない)
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眠気と戦っているので文章おかしいです。
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ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年10月23日 10時) (レス) id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 作者様一言よろしいでしょうか?スゥ貴方は神です!!!!!!(大声)天才です!!!!!!!!!(大声) (2022年8月19日 15時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - 森さん» あ"り"がと"う"ござい"ま"す"(号泣)アッ……………あれ、???私ってもしかして東大生だったのですかね???(錯覚)あー、成る程。私は東大生で今とても良い職場に勤めているんですよね(血涙)??ありがとうございます… (2022年7月29日 21時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 袋様、語彙力を分けて下さいません???こんな神作品を書けるなんて、さては東大生ですか?! (2022年7月29日 0時) (レス) @page37 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます…!!そんな、……表現の仕方が素晴らしいだなんて………!!(照)これからも張り切って書かせて頂きたいと思います……!!頑張ります〜! (2022年7月16日 22時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:袋 | 作成日時:2022年2月27日 2時