【呪術廻戦】温度差が凄い神崎さん【さしす組】

温度差が34°C ページ36

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『え！？！？雄、九十九さんに会ったんですか！？！？！？！？！？』


「？はい！好きな女の子のタイプを訪ねられたのでAさんみたいな人って言っておきました！」


『…………えっ？』
「？」





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「どちらを本音にするのかは君がこれから選択するんだよ」
『九十九っっさんっ！！！！』
「おっと」




夏油と九十九 由基が会話をしていると、Aが勢い良く九十九に抱き着く。そして『…あ、えと、げ、夏油さんも、こ、こんにちは』と夏油の方を向いて遠慮がちに呟いた。





相変わらずの温度差に夏油は何故こんなにも温度差があるんだ…？？とスペキャを背負いながら頭を抱えた。




「久しいね、A。でも悪いけどそろそろ帰らないといけないんだ。」





とAの頭を撫でながら言う九十九にAは躊躇いがちに問う。




『………その、理子ちゃんと黒井さん……と、伏黒さんは元気ですか？』
「嗚呼、ありがとうと言っていたよ」
「………！！」







やけに聞き覚えのある名前がAの口から出てきたことで夏油は顔をあげる。




そして、ふとその時の出来事を思い出す。







「………もしかして、あの時の…






髪が長かった、スーツの子……………？」








『………つ、つつつつ九十九さん！！お見送りしししししししししますよっ！！』







はは、分かりやすいね君は。九十九は半笑いで呟き帰路についた。



「じゃあね、本当は五条君にも挨拶したかったのだけれど。間が悪かったようだ。




これからは特級同士3人仲良くしよう」




悟には私から言っておきます、と微笑みながら夏油は言葉を返す。


だが夏油は今までの会話に違和感を感じていた。





彼女、九十九由基はアイツ(伏黒甚爾)を惜しい人を亡くしたと言っていたがAは伏黒さんは元気ですか？と聞いた。





アイツは生きているのだろうか。だがあの武器庫の呪霊は道に落ちていたし、悟も殺したと言っていた。…やけに歯切れが悪かったが。





と思考を巡らせながら夏油は適当に九十九の言葉に返事をしているとバイクの音と共に九十九の姿は消えていった。








「……君は、何なんだい？」







本題に入ろうか。と夏油は微笑みながらAに言い放った。

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