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町から少し離れた場所に聳え立つ軍施設はいつ見てもお城のように豪勢だ
今日から此処で働くのか
…なんだが実感が湧いてこない
そう思いつつ歩いていると目に飛び込んできたのは高々と作られた門には人影がひとつ
浅葱色の髪がサラサラと風になびいていて手に持った紙をまじまじと見ている
合格通知の書類には”かなり広いから案内役を1人付ける”みたいな事が書かれてあったがあの人だろうか
とりあえず、と駆け寄り緊張で上擦る声を必死に直し挨拶を口にする
「あ、あの…おはようございます。本日から此処で働かせていただきますAと申します…」
ci「ああ！お待ちしてましたよAさん。」
書類を見つめていた眼鏡の奥にある橙色が僕を捉えた。
清潔感のあるシャツに懐中時計、
かなり高身長で威圧感があったが柔らかい笑顔で迎えてくれて思わず自分も頬が綻ぶ
ci「僕はチーノって言います〜自分も軍に入ってそんなに経ってなくって先輩達より頼りないかと思いますけど案内頑張るんで！よろしくお願いしますね」
軍というからには皆厳しい方ばかりかと思っていたがチーノさんみたいな爽やか好青年な雰囲気の方もいるのか、これなら安心だ
男の自分よりもやや大きい手と軽く握手を交わすと早速いきましょ、と軽い足取りで歩いてく彼を急いで追っていった
＿＿＿＿＿＿＿
ci「えーと…次は、、、ってAさん大丈夫ですか？もしかして気分悪かったりします？」
こちらを覗き込んで心配そうな目を向けられる
エントランス、訓練場、書斎、書物庫………意気揚々と歩いていたがどこかしこも広すぎて数カ所回るだけで体力全て持っていかれそうだ。
「だ、大丈夫です…！すいません…あまりにも広いものだから驚いてしまって」
ci「ですよね〜キツければすぐ言うんですよ。あと1、2ヶ所なんで頑張りましょ………げ」
再び爽やかな笑みを向けた彼が次の行先であろう方向を向いた瞬間眉を歪めた
自分もつられて同じ方向を向くが彼の背丈に被さっていて
僅かに見えたのは赤色のマフラー
「え？どうかしまし…た……」
⁇「おーおーチーノさんよぉさっきから猫被って何してるん」
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くずを - この作品でケーキバースを初めて知ってものの見事にはまりました！ありがとうございました (2020年2月24日 23時) (
レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
福寿草(プロフ) - アホ毛マンさん» 大変恐縮です〜ありがとうございます！！もっともっと素敵だと思っていただけるように精一杯頑張ります！(^^) (2020年2月24日 18時) (レス) id: 4f853f29db (このIDを非表示/違反報告)
アホ毛マン - 素晴らしい作品ありがとうございます！更新頑張ってください！ (2020年2月24日 15時) (レス) id: 7dd7c3a066 (このIDを非表示/違反報告)
福寿草(プロフ) - 夜倉乃 トルテ。さん» トルテ様ご指摘ありがとうございます。そうだったんですか…！私の不注意で気が付かないまま投稿してしまいお手数お掛けしまって大変申し訳ありません……以後気を付けていきます。お優しいお言葉とても嬉しいです！ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります…！！！ (2020年2月22日 17時) (レス) id: b3d7851501 (このIDを非表示/違反報告)
夜倉乃 トルテ。(プロフ) - オリジナルフラグは外したほうがよろしいかと…二次創作ものにオリジナルフラグを付けてしまわれると、最近とても厳しいので作品の良し悪し関係なく評価が物凄く下がってしまう可能性があります故…作品自体はとても素敵なので、これからも頑張ってください…!! (2020年2月22日 17時) (レス) id: 05d8fa425d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：福寿草 | 作成日時：2020年2月21日 22時
