ねこ �� ページ26
大雨の降った次の日。
私は一人で買い物に出て、帰宅途中だった。
点々とある水溜まりを飛び越えながら、鼻歌を交えて。
『あ』
少し高くなっているコンクリの段とフェンスの間に小さな猫がいた。
近付いてみても顔を上げる元気もないらしい。
『弱ってる...のかな』
汚れて灰色になっている猫を、そのまま置いていくのはどうしても出来なかったのでペット可な自分の家で少し様子を見ることにした。
『うわぁ、白猫だ』
生温いお湯を少しずつかけて汚れを落とすと綺麗な真っ白な猫に変わった。
『てか、てか...』
優しく持ち上げて顔の前に持ってくる。
『ちょーー可愛い！』
子猫は喉を鳴らした後「にゃあ」と初めて一つ鳴いた。
＊＊＊
最近、Aが俺の家に来ることがパタリと止んだので何事かとAの家を訪ねた。
ピンポーン、とインターフォンを押してみても反応がない。
ラインに来てもいいよと返事が来ていたので、いるはず。
不審に思って合鍵で部屋に入ることにした。
「お邪魔しまーす」
ガチャリ、とドアを開けると電気が付いてるのでやっぱり家には居る。
意識はしていなかったが、音を立てないように忍び足でリビングのドアまで寄ってノブを捻った。
「う…わぁ！？」
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ふくふく(プロフ) - 佳奈さん» コメントありがとうございます！更新遅れちゃって申し訳ないです、これからまた頑張ります (2019年8月1日 6時) (
レス) id: 2cb58a5535 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - 死にます。マジで。更新頑張ってください！！ (2019年7月23日 10時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ふくふく(プロフ) - 碧さん» ありがとうございます！楽しんでもらえて嬉しいです〜！更新頑張りますね (2019年7月4日 21時) (レス) id: 2cb58a5535 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - とても面白いです！執筆頑張ってください！ (2019年7月4日 20時) (レス) id: 44684bfe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふくふく | 作成日時：2016年12月7日 22時
