■ ページ39
翔太side.
その日の夜中…
舘｢……っ……っ…｣
｢…何で涼太が…｣
何で涼太が傷つかないといけないの…？
涼太はこんなに辛い思いをするべき奴じゃない
涼太はもっと普通に生きるべきなのに……
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
｢り、涼太っ…俺…もうっ(震｣
舘｢…すぐに気付いてあげられなくてごめんっ。もう大丈夫だから…｣
｢涼太っ(泣｣
舘｢俺が翔太を守るよ。絶対守るから｣
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
違うだろ………全部俺のせいだろ…
あの時俺が涼太に助けを求めたからっ
俺が涼太の人生を狂わせたんだろ
｢…俺のせいで……｣
……あぁ…駄目だ…
折角照と阿部ちゃんがしないようにしてくれてたのに
涼太の部屋のハサミに勝手に手が伸びる
大介も照も変わってきてるのに…
やっぱり俺は全然変われない
｢っ｣
,
｢!!｣
舘｢翔太…やめて｣
寝てたはずなのに…
ハサミを手首に強くあてた瞬間
涼太はハサミを持ってた俺の手を掴んできた
舘｢…自分を傷つけないで｣
｢涼太…｣
舘｢……ごめんね？｣
｢え？｣
舘｢翔太をそんなに苦しめて…｣
｢!!違っ…悪いのは俺っ｣
舘｢…あの時あんなことしたから…翔太を一人にしたから……俺のせいでごめん｣
｢違う！違う違う！｣
もう他の皆寝てるのに
そんなこと気にせずに大きな声で否定した
だって…涼太が謝るのは間違ってる
｢俺が涼太の人生を狂わせたっ
全部俺が悪いんだよっ…俺のせいでっ｣
舘｢翔太のせいじゃないっ｣
｢俺のせいだよ！俺っ…俺がいるからっ｣
舘｢翔太っ｣
涼太が起き上がってそのまま俺を抱きしめる
耳元から涼太の辛そうな呼吸が聞こえる
｢涼太っ…寝てないと。熱高いんだから｣
舘｢…みたいだね…何かフラフラする…｣
｢だったら早くっ｣
舘｢…翔太横に来て｣
｢ぇ…？｣
本当に辛そうだったから
了承しないと離してくれなさそうだったから
涼太のベッドに一緒に横になった
……涼太は俺を落ち着かせようとしてくれてるんだ
自分だって辛いのに…俺のことを考えて
舘｢…小さい頃みたい｣
｢…｣
舘｢…ねぇ翔太……俺達、昔みたいに戻りたいね｣
｢!!｣
舘｢…戻れるよね……ここにいればきっと…
お互い罪悪感で…苦しまないで…
昔みたいに……翔太と思いっきり…笑いた………｣
｢…涼太？……寝たのか…｣
“舘｢翔太!｣”
昔みたいに…か__________……
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1582人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メイ@(プロフ) - eoeoさん» はじめまして。作品を呼んで下さりありがとうございます！！ (2021年1月11日 20時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
eoeo - はじめまして。続きが気になって最後まで一気に読んでしまいました。移行後も投稿楽しみにしてます (2021年1月11日 19時) (レス) id: 91cf212949 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - きずゅさん» 全然大丈夫ですよ(笑)あ、憧れなんて…素直に嬉しいです。ありがとうございます！更新頑張ります(｀･ω･´)ゞ (2021年1月6日 21時) (レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
きずゅ(プロフ) - たくさんの質問と理解力の悪さ申し訳ないです^^;毎回丁寧に教えていただきありがとうございました(;_;)理解できスッキリしました！勝手にですがすごく憧れでこれからの更新も楽しみにしてます(^^) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 0543f072de (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - 深渡向さん» ありがとうございますm(_ _)m (2021年1月6日 15時) (レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メイ@
| 作成日時：2020年12月27日 12時
