皆の未来が光り輝くように

■ ページ4

深澤side.




｢二人共着いたよ〜｣



康｢ここで暮らすん!?｣



阿｢そうだよ｣




シェアハウスを見てテンションを上げる康ニ

けど…




佐｢っ…はっ…｣



｢大介？大丈夫？｣



佐｢っ(ｺｸｯ｣



｢阿部。玄関開けてもらっていい？俺は大介抱えていくから｣



阿｢分かった｣



康｢なぁ、大丈夫なん？｣



｢…大丈夫だよ。康ニは阿部と一緒に行って？｣



康｢…おん…｣




阿部の後ろを着いて行きながら何度も心配そうな顔でこっちを見てくる康ニ

車に乗る前にも簡単に大介の事を伝えたら、出来る限り端に座って大介と距離をとってくれてた

まだ小さいからきちんとは理解出来てないだろうけど…

大介も…無理はしなくていいって言ったのに必死に我慢して…

康ニも大介も本当にいい子だ…




康｢あれなんて書いてるん？｣



阿｢あ〜あれはソレイユって書いてるんだよ｣



康｢それいゆ？｣



阿｢太陽って意味なんだ。これから康ニ達が住むここの名前。ふっかがつけたんだよ｣



康｢太陽……ええ名前やな！｣






＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


阿｢シェアハウスの名前どうする？｣


｢…1つ考えてたんだけど…｣


阿｢何？｣


｢ソレイユ｣


阿｢ソレイユ？確か太陽って意味だよね｣


｢…どれだけ辛いことがあっても、ここで幸せになってほしい。皆にとって心温まる場所になってほしいって思ってたら思いついたんだけど…｣


阿｢…いいじゃん。ふっからしくて。じゃあこのシェアハウスの名前はソレイユで決まりね！｣


｢あぁ。改めてよろしくな｣


阿｢こちらこそ。これからもよろしく｣



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊








佐｢……ふっか…？｣



｢!!ごめんな？早く中入って休もう。もう部屋の準備は出来てるから｣



佐｢……｣



｢…大丈夫だから。な？｣



佐｢……うん…｣






阿部と立ち上げたシェアハウス『ソレイユ』






俺に出来る事なら何でもするから







どれだけ時間がかかったとしても…








ここで皆に幸せになってほしい__________……






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