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今日が退院日だった。
まだ、足は折れたままの状態だが、トリオン体に換装したら歩けることに気づいた。
流石にトリオン体で学校はまずいと思ったので、欠席している。
「暇だなあ…」
朝から本部にいるからすることがない。みんな学校だし。
「あ、太刀川さんじゃないですか。この前はお見舞いにきてくれてありがとうございます」
「お〜倉石！よう！」
「あの…大学は？」
「自主休講だ！」
「ドヤ顔で言わないでください！単位大丈夫なんすか！？」
「…ヤバイな。そういえば三輪とはどうなんだ？」
「流さないでください。何ですか？」
「いやだから三輪とよくやってるかなーって」
「死んでください」
「おいお前銃構えてんじゃねえ！」
「神に祈る時間だけは与えてやる」
太刀川さんと楽しくおしゃべりしたあと、ちょうどみんなが学校から帰ってくる時間になったので、外に出る。
「うーんこれくらいの時間にここにいれば秀次達に会えるかな…」
トリオン体なら歩けることを自慢したい。
そのとき、道の向こうから声がした。
嫌な…声。
急いでカメレオンを起動する。
「三輪くん〜！ほんとにありがとね♡」
ゆいさん…あの秀次のことが好きな子…
何で秀次と腕組んでるの…？は？
思考が追いつかない。
この光景から目を逸らしたくて、本部まで走る。
嘘っ…！なんで…なんで…
なんで私がこんなに混乱してるの？
苦しいよ
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年7月23日 11時
