味方 ページ7
.
放課後になるとレトがきた。
昨日約束していたからだろうか、しかしその背後にはもう1人、フジもいた。
レ｢ なーんか、俺と同じ事考えてるらしくて ｣
フ｢ そうそう、ちなみにヒラもね？ ｣
ヒ｢ キヨの事帰すの大変だったんだよ！キヨってば勘が鋭いから ｣
3人は子どものような悪戯笑顔で笑うと私が座ってる席の近くに座り始めて。
いやなんだろうこの状態、なかなかない光景だけど
レ｢ そんじゃ始めようか、まずA！
正直に言うけどキヨ君とうまくいってないな？ ｣
あ｢ …うっす ｣
フ｢ そしてその髪もキヨに仕返しするためだろ？ ｣
あ｢ よくご存知で… ｣
ヒ｢ それでAはキヨにちょっと痛い目合わせようとしてるんじゃないの？ ｣
うっっわ、この3人全部お見通しだなんだこいつら！
しかもヒラに限ってはこれからしようとしていた事をみごとあてられた、流石だ。
あ｢ 全部合ってますけど！！なんで分かるの！ ｣
レ｢ だってAの考えなんてなぁ… ｣
フ｢ 少女漫画とか恋愛小説から出してきそうな案ばっかだよね ｣
ヒ｢ それくらいしか知らなさそうだし ｣
うん、お察しの通りそうですよ昨日少女漫画ずっと見てましたから！！えぇ！！
それにしてもこんな簡単にバレるとは、私中々わかりやすいのかも知れない。
レ｢ それで俺は考えたわけや、キヨ君のことをよく知ってる俺達、キヨくんを痛い目に合わせようってな！ ｣
フ｢ そうそう、まぁAはキヨの態度を見てそっちに捉えちゃったかって思ったけど ｣
そっち、とはどういう意味か分からなかったけどフジはすぐ顔を明るくして言い放った。
フ｢ だから、普段Aから行ってるのをピタッとやめて、かつ嫉妬させよう作戦！ ｣
…いや、名前ださ、いいやなんでもない。
それにしても普段嫉妬をしないキヨが果たして嫉妬なんてするものか。
レ｢ まぁ作戦は明日からなんやけど、朝はヒラくんとフジくんに任せるわ ｣
あ｢ …いや、話の意味がわからないんだけど朝はってどういうこと？ ｣
ヒ｢ それは明日のお楽しみ！ね、フジ ｣
フ｢ うん、まぁ俺達に任せてよA！ ｣
…なんて、そんな笑顔で言われたら信じるしかないじゃないか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるはる - 続きがみたいぃ (3月1日 21時) (
レス) @page20 id: 36b38a1b35 (このIDを非表示/違反報告)
///// - 更新してくれぇぇぇぇ (12月17日 22時) (レス) @page20 id: fbcfd29a2d (このIDを非表示/違反報告)
あ - すれ違いですかすれ違いですよね可愛すぎる最高ｳﾜｱｱｱｱｱ 続き気になりすぎるう… (12月3日 21時) (レス) @page19 id: 95917304ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - ひぃー。続きが気になって夜しか寝れない😭 (6月29日 22時) (レス) @page20 id: e1c0f22511 (このIDを非表示/違反報告)
(TT)♡ - 続編は更新なされないのでしょうか…？ (2023年1月8日 17時) (レス) @page20 id: e29111d029 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2018年3月21日 2時
