高嶺の花

◎ ナゾ ページ24

You side









…




なんであんなに不機嫌だったんだろ。









え、そんなに嫌だった？









まあ確かに、 先輩からのライン交換なんて断りづらいよね。









申し訳ないことしたなあ 壱馬に。









帰る時ごめんねって言おっと。









陸「 ほら手うごかして！しごとしごと！ 」









『 家に帰って寝たい。これはマジで。』









なんでひたすら 飾りつけの花作ってんだろ私。









『 …かえりたい … 』









樹「 俺も帰りたい。A先輩一緒に帰っちゃう？ 」









いや いつ来たの 。









陸「 ほらー 樹くん 自分のとこ終わったの？ 」









樹「 終わりました。手伝いに来ました。 」









樹「 A ー、何して欲しい？ 」









なんかすごい卑猥に聞こえる。なんでなの。



そうやって甘い声で囁けば他の女はイチコロだろうけど。









『 たまに呼び捨てするの何 ？ 』









樹「 あーー マジで今日も可愛い 、なんで俺と付き合ってくれないの 。年下だから？ 」









『 え ？ …なんでだろう 』









陸「 チャラいから！！ 」









「 それだ。 樹チャラいから。 」









樹「 ひでえ。俺Aちゃんしか好きじゃないよ。」









樹「 つーかAちゃんしか本気で好きになった人いないから 」









『たまに家の近くで見るけど いつも女連れてるよね』









樹「 いやそれは、ほら。 本気じゃねえし ！ 」









『 ごめん嘘。女連れてるところなんて見たことないけど言ってみただけ。』




『本当に連れ込んでるんだ。家に 』









樹「 ちょっと待って勘弁して …！！！！ 」









陸「さすがAだわ 」









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