高嶺の花

◎ カツアゲ ページ5

You side









「 んー… おいし 」









お昼休み。





パン食べながらさっきの、名前なんだっけ。






後輩の男の子にもらった抹茶ラテを飲んでる。









萩花「 Aが後輩と仲良くしてるとか珍しいじゃん。知り合い？ 」









『 萩花の卵焼きもーらい 』









萩花のお弁当のだし巻きを口の中にいれる。


…相変わらず美味しいな









萩花「 いや人の話を聞け。」









『んー？ なんかね 屋上で会ったんだ。私のパンツ見たからなんか奢ってって言ったらホントに買ってくれちゃった的な 』









萩花「 …は ？ パンツ？ 」









『うん』









萩花「 あんたの下着にそんな価値あんの 」








『うわ 失礼だな相変わらず！』









友達の藤井萩花。




美人でサバサバしてて 私とはウマがあう。





この学校で信用できる女友達っていったら萩花しかいないかも。









「 え？何？A誰にパンツ見せたの？！」









『あ、陸。』









『そのサンドイッチ美味しそう』









サンドイッチを片手に 同じクラスのサッカー部キャプテン青山陸が私達の席に来た。









萩花「 イケメンの後輩くん。」









陸「 はぁ？誰それ！なんかムカつくんだけど。」




つーか俺だってAのパンツ位見たことあるし。






「… 陸もパンツ見えてるときあるよ」









萩花「 いやなんの張り合い。クソほどどうでも良いんだけど」









陸「 Aちゃんとして！変な男が寄り付いてくるよ！！ 」









『 陸みたいな？ 』









陸「 うんうん … って え ？！」









『 気をつけまーす 』









陸はとびっきり優しくて。誰にでも優しい。明るくて誰とでも仲良くできるから友達も多いし皆から慕われてる。


顔もまあまあカッコいいし運動も出来るから モテる。





なんだろう 、太陽みたいな人だなってたまに思う。









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