高嶺の花

◎ 寝てたら ページ16

You side








『 ねえ最悪なんだけど』






『そんなの酷くない？』





『行きたくない』









陸「 ほら文句言うな！ 」






いくよ〜〜と 嫌がる私の手を無理やり引いて連れて行く陸。



フザケンナ青山。









陸「 だって寝てたAが悪いんじゃん！」







寝てたら勝手に学祭の実行委員になってた。

ぜったい萩花だよ。萩花のせいだよ。






Aちゃんがやりたいって言ってますって言ったらしい。藤井萩花。









『 てかなんで陸もなったわけ？』






陸「 Aがいたから」








『 …へぇ 』




陸「 やめて？！引いた目で見るのだけはやめて？！ 」




・




陣「 うわ お前らかよ ！！！ しかもなんて引きずられとんの …A… 」









陸「 陣くんじゃーん！さっすが目立ちたがり屋！！」









陣「 うるさいわ！！ 」









・






「 あ、A先輩。」









『 え？ 』









後ろから抱きつかれてビックリしたけど声で分かった。こいつ。









樹「 あ ちゃんと生きてた」









後ろから私のこと抱きしめながら頬を触るこの後輩舐めてるのかな？私の事。









『いやずっと生きてるし筋肉すごくて威圧感が凄いから離してください。』









陣「 オーイ！！！ 何やっとんねんお前ら ！ 」






陣「 とりあえず樹お前は離れろ？ さっきから周りの視線すごいの気付いてるん？？？お前殺されるよAファンに？？？」









樹「 だって久しぶりだったんで」









藤原樹は中学校の時の後輩。





なんだかんだ会ったら話す。







陸「 いやちょっとやめて？樹くんA抱くのやめてよ！？」









大慌てで陸が樹を剥がしに来た。







でも１つだけ言いたいことがあるとすれば

抱く、って言い方やめてください。









樹「 あーあ 、じゃあまたA先輩の家行こっかな」








『嘘つくのやめて』









陸「 A？！家に連れ込んだの？！」









『 陣くんもう疲れた … 』








陣「 毎日の俺の苦労がわかったやろ？な？ 」









キャラが濃いな 。









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