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「全然見つからない……◇」
「まだ二時間くらいだよ？ ここ×️×️平方キロメートルあるんだから、徒歩で練り歩いたらそれだけで何時間かかると思ってるの」
この冷静な返しはヒソカをイライラさせる効果しかなかった。
「イルミは、Aを取り戻したくないのかい♤」
「そんな訳ないだろ、だったら今こんなことしてない。……だけどこの事態、諦める覚悟もあった方が良い」
イルミなりにこの一連の事件(彼らにとっては事件といって差し支えないだろう)を嘆いているようだった。
Aと同じくらい時給換算が高いイルミから「まあ、オレがこのためにいくつ仕事を蹴ったかキミ知らないもんね」とちょっとした嫌味も加えられた。
「確かにそうだ……でもボクは諦められない。こんなに科学を駆使しているけど原動は感情だ。理屈に合わないと分かっていても、諦めるとの選択肢を見たくない♧」
もともとヒソカは自身の衝動に素直なのでさほど不思議ではないが、いかんせん振り回されすぎだ。
彼が忘れたままならこのような悲痛感も味わわなくて済んだのに、そう考えるとAの忘却はある意味で適切だったようにイルミには思えた。
「……Aってさ、ほんと、困った女だよ」
目を伏せて独り言の音量でつぶやくイルミもまた、彼女との日々を振り返っているようだった。
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ルイ(プロフ) - mooさん» 通知がすごすぎてコメントに気付きませんでした🙏🏻複数作品お読み頂き&コメントもありがとうございます！楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (5月9日 12時) (
レス) id: 1984ade8f5 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです！ (5月9日 4時) (レス) @page45 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年4月19日 17時
