19××年××年××日 -■■時間 ページ24
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ヒソカは暇な時間を過ごすことが多かった。ここ数日自宅を離れ、Aがいると思わしき周辺に宿泊していたからだ。
平地の多い地域の奥へ進むと突如として現れる黒いエリア。光を反射するので遠目には打ち捨てられた採石場に見えるそこは 目的を持って入ると急激に黒の深みが増す、明らかにおかしな範囲だった。
「A、今の日付は？」
『××にち』
「……今日だ♤」
Aとの交信は早い時刻に行っていた。日付が一致した日に捜索したかったからだ。
そして今は件の方向へ向かっている。
*
「急に返事が……」
到着後、黒い地面の上でボードになにを尋ねても「不明」か無回答しかなくなった。
以前のやりとりで、彼女は探されたくないようだった。これは拒否を意味するのだろうか。
しかし、たびたび意識が不明瞭と思われるときもあった。ただ うとうとしているだけであってほしい。
なにより、YESと答えてほしいとヒソカが頼んだときに 彼女は「YES」と返してくれたのだ。
いずれにしてもヒソカ、イルミ、シャルナーク、クロロの四人はこれから徒歩でAを探す。
「見える限り この鉱物様物質だね。しかも……」
シャルナークが続きを躊躇する。
この物質は、全てではないが触れると崩壊するときがあった。
協会が調査したときにはAは無事だったはずだ、調査日以降にも返答があったのだから。
しかし日付が歪んでいるため確証は持てない。全員が息を飲む。
「……目視しか方法がないけど、Aを探そう」
彼は続く言葉を、ただの確認事項に変更した。
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ルイ(プロフ) - mooさん» 通知がすごすぎてコメントに気付きませんでした🙏🏻複数作品お読み頂き&コメントもありがとうございます！楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (2023年5月9日 12時) (
レス) id: 1984ade8f5 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです！ (2023年5月9日 4時) (レス) @page45 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年4月19日 17時
