今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:11,104 hit
小｜中｜大
記録3 ページ19
「今は何日か分かる？」
『とけい ×️×️にち』
とけいとは、Aが身に着けていた腕時計のことだろう。彼女は日付表示のあるものをよく使っていた。
しかし×️×️日は本日の日付ではない。皮肉にもヒソカがAを殺害した日だった。
「今は昼？」
書き足された「不明」が選ばれる。
「……答えられない質問はある？」
NO
彼らはこの質問を失念していた。万一誰かに拘束されているなどで答えられないものがあるかもしれない。
これまでの交信から 危険な目にはあっていないと思われるが、なにせ返答がなくなることもあるので分からない。
聞きたいことは山ほどあるが、彼女が疲れて返答できなくなることとのバランスを取るのが難しかった。
「Aを探してるんだけど、良い？」
「……！」
選ばれたのは「不明」だ。途端に不穏な空気が流れる。
ぎくりとしていると指示板はのろのろと動き始め、三分ほどかけて以下の言葉を作った。
『わすれて こまつてるか(忘れて 困ってるか)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルイ(プロフ) - mooさん» 通知がすごすぎてコメントに気付きませんでした🙏🏻複数作品お読み頂き&コメントもありがとうございます！楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (5月9日 12時) (
レス) id: 1984ade8f5 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです！ (5月9日 4時) (レス) @page45 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルイ | 作成日時：2022年4月19日 17時
