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「もともと彼も、まーいっかと思ったら気にしなくなる感じの性質があったので、上手くいくかなって。
……ミーム耐性者から広がって、私の名前や顔を二つ以上同時に知ると破られちゃうとかは自分でも知りませんでした」
「誰にも師事してないのにその発……お前は、才能があるのかなんなのか分かんねえよ」
打消し方向からのシミュレーションが不足していたためほころびがあったものの、初めて使う発でこの威力だ。彼女がそこに気づき、条件設定をしていれば完成しただろう。
アイザックはつい、完成するにはどう研磨したら良いかを考えてしまう。
才能があるのか“なんなのか”、この言葉をAは流した。もうややこしいことはお断りだ。
「えーと……、『〜〜本人が体質と発を混合したものです。発動の開始点は外出時点と設定しましたが終了の条件などは未設定のため不明です。今後、使用する予定はありません』こんなんでどーすか」
「使ったのは死亡時じゃなく外出時に予め、か。ほんと準備が良いぜ」
「あはは……瞬殺すぎたら間に合わないでしょう」
Aの入力内容にアイザックが軽く目を通して、校正は終了だ。
「お疲れさん。交通費はウチから出るから、領収書取っといてくれな」
「ありがとうございます。報告書が完成したら、店の読みものとして置こうかな？」
「とんでも内容すぎて皆、秘密にできねえだろ。弟可愛さに世界を一個消費するのやめろ」
「もうしませんて……あの街、お酒くさいからずっとなんて居られない」
この二人はたまにブラックジョークが過ぎる。
End
補遺：かつて；少年とぶらんち→←補遺：後日；ハンター協会にて
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ルイ(プロフ) - mooさん» 通知がすごすぎてコメントに気付きませんでした🙏🏻複数作品お読み頂き&コメントもありがとうございます！楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (5月9日 12時) (
レス) id: 1984ade8f5 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです！ (5月9日 4時) (レス) @page45 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年4月19日 17時
