狼さんと子猫さん【３８】 ページ38
奏音side
それから、
度々会っても顔を反らすし、
話も、何も聞いてくれない…
…気まずいけど、
杏理くんと仲直りするためにも…
お家、行かないとな……
***************
勿論だけど、
一人で帰る…
いつもは、二人で帰ってたんだけどな…
やっと、
着いた……
…杏理くんのお家
「失礼します」
ガチャっ＿
「お、奏音くんか？」
「…あ、こんにちは」
…顔を反らしてしまう
「……杏理と喧嘩したのか？」
何かを察したのだろう
僕は、
首を縦にふる
「…そうか。
あいつ、強気で見た目によらず頑固だからなぁ。
ごめんな」
ハハッと、
笑って謝ってくれる
「い、いえ…。
では…ありがとうございます」
「ん、」
僕は、
逃げるかのように最愛の人の部屋へ向かう
ガチャッ_
「あ、杏理くん…」
「…扉、閉めろ」
いつもとは違う低くて重い声
背筋が、
ぞわっとする
「…ご、ごめんなさい」
扉を閉めて、
謝る
「…奏音、自分が何したか、何をされたか分かってる？」
「……腰についてる…
ゴミをとってもらった……？」
「訪ねるかのように答えないでくれる…？
…うざいんだけど」
今まで、
言われたことがなかった言葉…
その意地悪な言葉が、
僕の胸に突き刺さる
「……ごめんなさい」
いつのまにか、
僕の瞳からは涙が溢れ落ちていた
「すい、ませ…ん」
「…泣いたら許されると思ってんの？お前、馬鹿じゃないの…？」
追い討ちをかけるかのように
口から発せられる罵声
また、
ぽとりと溢れ落ちる
じりじりと、
壁際に追い詰められる
「奏音はさ、
僕以外の男にこんなことされても平気なの……？」
なぞるように、
腰からお尻辺りを撫でられる
「…っっ…///!?」
頬が熱くなるのがわかった
「こんな、甘い声…
誰にも出せるの…？」
「はっ……ぅぁっ……///」
「…聞いてんの奏音？」
「……き、聞いて…ますっ…」
獲物を品定めするかのような鋭い瞳で見つめられる
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
チョコの詰め合わせ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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夜璃咲 - 推しは、沢山いるんですけど全部あげると蛍丸、和泉守兼定、今剣、鯰尾、秋田、平野、前田、清光、安定、乱、薬研ですかね！！杏樹さんは推し誰ですか？ (2018年1月3日 16時) (
レス) id: ec1e996b73 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹 - 夜璃咲さん、すご気が合いすぎてヤバシ！！ あんみつ最高ですよね！押しキャラ、だれですか？ (2018年1月3日 13時) (レス) id: 740276b151 (このIDを非表示/違反報告)
夜璃咲 - はい！頑張りやす！ (2017年12月13日 18時) (レス) id: a2a16448fc (このIDを非表示/違反報告)
杏樹 - 続編おめでとうございます！！これからも、更新がんばってください！！ (2017年12月13日 17時) (レス) id: 740276b151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜璃咲 | 作成日時：2017年12月12日 18時
