小学生(男子)だって、隣の席のカワイイ小学生(男子)に恋することだってある.２【BL】

事件は、突然に……？ ページ4

[尾崎side]


「あっ…あんり君…！？！(驚)」


僕は、必死に肩を揺する
杏理君、なんで倒れたの！？
嘘だよね…！！
嘘と言って…！！

先生が駆けつける。
先生が、保健室に電話を掛けて指示をだしている。
保護者へ、電話を掛けて！と指示しているようだ。

そして、
隣のクラスの先生も駆けつける。

そして、男の先生が杏理君を抱えて、保健室へ向かう。
『…皆は、自習してて。


あ、奏音君は杏理君の帰りの準備をしてもらえる？

あ、持ってきてね！！』


「…あ、はい…」

唐突過ぎて何が何かわからない。
でも、そんなのもどうでもよくなった。
杏理君に迷惑は、掛けたくない。
早く準備しなきゃ…！



……保健室にて……

「失礼…します。」

「…あ、奏音君、ありがとう。



もう、帰ったほうがいいわよ。
保護者さんも来てることだし。
ね…？移りたくないでしょ…？」


「…」
ブンブンと首を振る。

どうしてでもいいから、
杏理君をみたい。触れたい。


「あんり君っ…！！」
「あ…。奏音…」
苦しそうな顔をしながらも、
ふにゃっと微笑んで頭を撫でてくれた。優しいな。

「あんり君…」

「なぁに、奏音…」
「早く元気になってね」
「うん。完治するから、ぼくが元気になるまで我慢だよ？」

「ぅぅ…我慢、嫌。会いたいよぉぉ！！//」

「ちゃんと電話するから…ねっ？」

「うぐ…ひっ…にゃぁ"〜嫌嫌嫌!!(泣)」

「わかったから…じゃあ、明後日、ぼくの家おいで…。ね…？」

小声で、囁くように耳元で呟く。
甘くて優しい声。


もう、あんり君に迷惑かけない！！

ぼくは、
笑顔で手を振って一時ばかりの別れを惜しんだ。

『何かして欲しいことは、無いですか…？』【５】→←誤魔化しは、無用なのだぁ〜っ!!!(ピシィッ　【３】

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