出会いver.2 ページ20
・
「騒がしいですね」
徳「そうだな」
ある日の朝。
16面コートのほうが騒がしいのに気付いた。
そういえば今日は中学生が来る日だって言われてたような…
ちなみに私は一昨年にここに来た。
つまり…中2？の頃っていえばいいのかな…
海外で平等院さんに拾われて来た。
懐かしい…
「確かあそこでの勝手な試合はダメ…でしたよね？」
奏「まあそうなってるね。注意しに行こうか」
鬼「ったく…高校生なのに情けないな」
そして、私達4人は騒がしい方へと歩いていく。
鬼さんと奏多さんが中学生を注意している間、私とカズヤ先輩は後ろで黙ってその様子を眺めている。
奏「僕は3番コートの入江！よろしく」
鬼「5番、鬼！」
中学生「「「「「…」」」」」
「…？」
奏多さんと鬼さんの自己紹介が終わると、何故か私に視線が集まった。
その時、カズヤ先輩が私の前に立って「行くぞ」と言った。
奏「あらあら」
赤「アンタは強いんスか？いや〜ボク試合…」
徳「帰りたいのか？」
1人の中学生がカズヤ先輩を呼び止めた時、カズヤ先輩は冷たくそう言った。
…中学生驚いてるじゃないですか……
でも、3人はそんなの気にしないと言うように帰って行く。
赤「…」
「大丈夫？」
赤「うぇ！？あっ、は、ハイっス！！」
「ごめんね。悪い人達じゃないから、仲良くしてくれると嬉しい」
そう言って微笑むと、目の前のワカメ頭の子は顔を真っ赤にして固まる。
…だ、大丈夫……なのかな…？
赤「え、あっ、その…っ、も、もちろんっス！」
「ありがとう」
赤「ぐっ…！ちょっ、丸井先輩、パス…」
丸「無理。俺も死ぬよぃ」
越「アンタ、女なのにここにいるんだね。テニスするの？」
「するよ。選手じゃないけど、一応みんなの練習相手。後、強いて言うならマネージャーかな？」
金「姉ちゃん強いんか！？」
「うん、強いよ。君達の誰にも負けない自信がある」
じゃなきゃ1軍や2軍の練習相手務まらないからね。
「じゃあ、またね」と言って、去ろうとした時、泣きぼくろの子が話しかけて来た。
跡「おい、自己紹介は無しか？」
「あ…ごめん、忘れてた。
私は黒部A。たこ焼きとテニスが好き。何かあったら私に言ってね。怪我の手当でもテニスの相手でも何でもする。これからよろしくね」
私はそう言って、中学生を後にした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妄想女子：ムーン(プロフ) - リクで、夢主ちゃんが「ほんわか系女子」じゃなくて、「イケメン系女子」というのを、お願いします！続き楽しみにしてます！力まずマイペースに頑張ってください！ (2017年8月20日 22時) (
レス) id: 3b8fbee2b4 (このIDを非表示/違反報告)
永眠少女 - リクで、「もしも主人公が跡部と幼馴染だったら」というのをお願いします(._.)ﾍﾟｺ 四天宝寺にいたころ、たまたま合同合宿で再開したっていう設定で☆いつも読ませてもらってます。頑張ってください！ (2017年7月8日 21時) (レス) id: 8cc207262d (このIDを非表示/違反報告)
栗ようかん(プロフ) - 龍神邪炎さん» どっちも頑張りますよ〜(≧∀≦)リクありがとうございます！！ (2017年7月8日 12時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
栗ようかん(プロフ) - 風鈴さん» リクありがとうございます！オッケーです(｀・ω・´) (2017年7月8日 12時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
風鈴 - リクエストで、「主人公が色んな学校に偵察しに行ったら」というのお願いします！これからも頑張ってください！！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: ca65044385 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
