【ONE PIECE】え？何者だって…

32話「隠し子」 ページ33

ミホークside


俺の名前はジュラキュール・ミホーク。世界一の剣豪だ。

世界一の剣豪だけあって、幾多の試練を乗り越え、基本的に心情も穏やかだ。

赤髪が酔っ払って俺に赤ちゃんプレイを頼んできた事以外は驚く事なんて滅多に無い。


そんな、俺でも今回は口を半開きにして目を疑った光景だった。


_____クロコダイルが女子(おなご)を抱き抱えている


今回、特にする事もなく暇つぶしにと七武海が集まる会議に出席した。否、出席はしていない。


まぁ、遅刻というやつだ。


会議が終わっているのなら、する事もない。

無駄足だったな、と俺が帰ろうとしたその途端だ。

クロコダイルが子供を抱き抱えて歩いているのを見たのは。


誰か海軍の子供を預かっててくれと頼まれているのだろうか。

いや、だが待て。


普通、海軍が海賊に子供を預かれと頼むか？我が子を虎に差し出しているようなものだぞ。

それにあの子供のクロコダイルへの懐き様…… 本来、子供はクロコダイルの顔を見た瞬間泣く筈だ←失礼

だが、あの子供はクロコダイルを見て泣くどころか笑っている。

それに、何処となしかクロコダイルも幸せそうな表情をしている。



ハッ！まさか、クロコダイルの子供か？！←違います




クロコダイル、何故子供が居ることを言わなかったッ！


俺は子供が好きなんだぞ！可愛いがりたい！←




…いやだが、普通に考えたらそうだな、海軍に子供が居ることをバレたら弱味として握られてしまう…


それで、隠しているのか。


クロコダイル…もし、何かあったら俺に言え。



全力でお前とその子供2人を守ってやる←




…だから、今は…






・




　

・






その子供と遊ばせてくれ！←



ビュン！も目にも止まらぬ速さで俺はクロコダイルの元へと走った。

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