Locus of Magic 〜 魔法に導かれたもの 〜

決着　主人公side　byM ページ33

法条『何時まで結界に閉じこもってるつもり?』

いよいよヤバくなってきたな、第2の大砲を作り出している。

こりゃあ早いとこ決着付けないと結界ごとヨーグルトになっちまうな。

流石の俺でも2発同時に来られたら堪った物じゃない。

そろそろ終わりにしないと判定負け喰らうし動くか。

俺は結界を張って奴の攻撃を誘った、恐らく2発同時に攻撃するから
躱しながら一気に間合いを詰めてエネルギー弾を打ち込む。

方法はこれしか無い、万が一結界を張って来ても結界破壊で壊して当てるまでだ。

法条は短気な性格だ、絶対一斉攻撃を仕掛けてくる。

案の定奴が俺にめがけて大砲の標準を合わしている。作戦開始だ。

法条『そろそろお終いにするわ、とどめよ!』

法条は大量の水弾を俺めがけて一斉に放った、この時法条は一瞬油断してしまった。

この水弾の雨を避けれるはずが無いと思ってたんだろう、だけど法条は運が悪かった。

それは俺が剣道の有段者なのを知らない事だ。先輩方に嫌というほど鍛えられたから
弾を見抜いて躱す事位容易に出来る、俺は全ての弾を避けて法条の所に詰め寄った。

この行動に奴は驚きを隠せないようだな。余裕の笑みがみるみる青ざめて行く。

(人１)『法条さやか、終わりだ!』

最大威力のエネルギー弾を法条の腹に打ち込んでやった。

そのまま倒れて審判が法条に寄りかかり意識の確認を行う。

審判『...法条さやか戦闘不能!勝者、(人１)!』

・・・勝った、とにかく勝った。スッキリしないがとにかく勝った。

これで次の試合に勝った奴が次の対戦相手か。弱い奴だといいな。

しかしまさか属性攻撃が使えないなんて、どうなっているんだ?

試しにやろうとした風の貫通攻撃を繰り出そうとしてみた、だけど不発に終わる。

この先、属性攻撃が使えないと試合には勝てないな、どうにかしないと。

そうだ、浅村じいさんなら何か知ってるかもしれない。

俺は試合会場のドームを出て直ぐ様浅村じいさんが開いている武器屋に向かった。

その前に腹ごしらえとして焼きそばでも買おう、後綿飴にりんご飴にとうもろこしにetc...

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