面白い存在とアホな学園長サン クレハside by氷華 ページ24
「面白かったー♪」
邪魔な芽を潰し、あの女の元へ向かった。
本当は近くにいるのも嫌だけど、大会が始まるまでの我慢。
「何が面白かったの?」
「余計な詮索はするな・・・って言いたいところだけど、
今のボク、凄く機嫌がいいから話してあげてもいいよ?」
女は呆れながらジュースを差し出す。
へーえ、ただの女かと思ったけど、結構気が利くね。
「で?どうしたの?」
「邪魔な存在・・・だけど面白そうな相手を見つけたんだ♪」
「この学園最恐と呼ばれたあなたが気に入る相手?・・・それって女の子、なの?」
泣きそうな顔で問う、女。
どこに泣きそうになる要素あんの?本当に女ってめんどくさいなー。
「アンタには関係ないでしょー?無駄な詮索やめてくんない?めんどくさいなー」
「関係ないわけない!!」
「んっ!?」
ジュース飲んでたら、急に女が叫んだ。
それに吃驚して咽てしまう。
「けほっけほっ・・・急に叫ばないでくれる?」
「あ・・・ごめんなさい」
「で?」
「え?」
女はわけのわからない、って顔をしている。
この女・・・物分り悪すぎ。本当にイライラするなー。
「何でアンタに関係あるの?」
「えっと・・・あ、私は学園長の娘よ?生徒の事はある程度知っておかないと」
「ふーん」
学園長の娘になると、ボクの気に入った奴まで知っておかないといけないわけ?
めんどくさいなー。
「気に入った娘って誰、なの?」
「麗那って女。おっさんの親戚だってさ。将来が楽しみじゃない?
・・・ま、こんな女より(人1)の方が楽しめそうだけど♪」
「恋愛感情で好き、なわけじゃないのよね?」
「当然でしょー?」
「よかった・・・。あ、わたし寮に戻るわね!そ、それじゃあ・・・!!」
女は嬉しそうに寮へと走って行った。
それを見届けてると、肩を叩かれた。
「・・・何?学園長サン?」
「娘はやらんぞ」
「はあ?」
学園長はそう言って去って行った。
学園長って・・・アホ?
去り行く学園長を憐れみの目で見つめた。
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今回はほのぼのとした話を目指してみた。
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蜻蛉 - 待ってたんですよ!いつか、必ずやってくると信じて! (2014年3月27日 10時) (レス) id: cd457c766f (このIDを非表示/違反報告)
M - 一日に一回ほど更新しますね (2013年11月27日 15時) (レス) id: 42ab2cfbdd (このIDを非表示/違反報告)
ハミング - 面白いです! 私も魔法使いになりたいな〜! (2013年11月25日 16時) (レス) id: 2f0347a200 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉(大) - ホントに面白い。 魔法大会がどうなるかも気になります! (2013年11月23日 12時) (レス) id: c3317c974f (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉(大) - 続きが気になります! (2013年11月17日 14時) (レス) id: c3317c974f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チーム電子 | 作成日時:2013年11月16日 17時