癒しと仲間 ページ10
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『最近ハマってることとかあります?』
無言でも気まずいし世間話でもしようかなと話題を振る。
それでもあくまで、kanu'sの時だけでも癒しの時間にしてほしいので仕事の話は振らない。
叶「最近はやっぱ車のカスタムかな?kanu'sホントいいカスタムしてくれるから」
『いやぁありがたい。お客の要望に沿ってやってるだけだからお客のセンスがいいんですよ』
叶「僕に合うようにとかでもいいカスタムしてくれるじゃないですかー。よーさんもれんさんもやっぱいいセンスしてますよー」
『そう言っていただけるとありがたいですね〜』
コンビニについた。
各々の希望の物を買い、コンビニを出る。
釈迦さんと叶さんが休憩しに来たということは、街が平和ということ。銃声が響いてる夜より、静かな夜の方がいいかなと思う。
kanu'sへ戻ると、さらに人が増えている。
最初のお客は4人だったのが、今は10人に。
パトロールを終えた警察、仕事がない救急隊。
れ「おかえり〜」
ひ「やったぁ!感謝ぁ!いただきまーす!」
こんなこともあろうかと、多めにお菓子とカップラーメンを買ってきてよかった。
さ「お疲れ様でーす、よーさん」
『あ、署長。久しぶりじゃないですか?』
さ「いやぁホントにね!また近いうちにバイクカスタムしに来ますわ!」
『ぜひぜひ。歓迎しますよ』
横目にポテチを見ると、もう無くなっている。そして次のポテチの味の話し合いが行われていて、かるびvsなずなの話し合いが白熱している。
か「ダーメッッ!!絶対うすしおだって!」
な「いーや!!コンソメ!!」
目はマジなのに、会話はめちゃくちゃだ。
と「あ、のりしおもらいっ」
2人の話には出てきていないのりしお味を取ると、光の速さで開けて食べ始めるとろろ。今のはまさに神の御業だった気がする。
ひ「やばあい、眠たいけどまだ居たい〜」
ら「暇だ〜暇だ〜誰か事件起こしてくれ〜〜」
釈「ちょっとらっだぁさん!?」
常に誰かが喋って、会話が尽きていない。
だが数時間もすれば、みんな流石に眠くなったようで解散となった。
れんとボクしかいなくなり、ガレージのシャッターを下ろして、外の看板の電気を消した。
1階の電気を消し、2階の電気のみつける。
れんが眠りに落ちたことを確認すると、電気を消しボクも意識を落とした。
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作者名:ふぐれ x他1人 | 作成日時:2023年9月5日 18時