お得意さま ページ3
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裏方に行って、資料をとってくる。
『50弱かな、はいどーぞ』
「ありがと。うん、多分50弱くらい」
「50…あ、大丈夫！お願いしまーす！」
『はい、50ねー』
「ブレーキどうする？キュッて止まるものとかが良いものだね」
エンジンレベル2だと、ブレーキも合わせなくちゃ即事故ものだ。
「それもお願いします！」
「おっけぃ」
『じゃあ請求書切ってくるわ』
「はーいおねがーい」
エンジンLv.2、それに合わせてブレーキ改造。さらに割引ということで75。
この割引というのは、ボクとれんが金を持ち余しすぎて、勝手に始めたサービスだ。
部位を2個改造or修理したら割引になる制度。
そうこうしていると、見覚えのある紫髪がこちらにやってきた。
『ん？れんー、トワ様来たから行ってくるー』
「はいよー、お願いねー」
「お邪魔しまあす」
『いらっしゃい、今日はバイク？』
「そう、お兄ちゃんにオススメのお店聞いたらさ、kanu'sってとこがいいって！」
『なるせさん？なるせさんメカニックじゃないの？』
「なんか転職したらしいよー？」
メカニックで、有名だったなるせさんは救急隊になったらしい。そして、もう車の改造は出来ないのでこの店を勧めてくれたとのこと。
『へぇ、そうなんだ。で、今日は予約までとってくれてありがとね。どういう風にしたいの？』
「この服装に似合うのにしてほしいの！いくらでも払うからさ！」
『エンジンとかどうする？これ3まであげてんだね、じゃあ無理して変える必要もないかな？』
「ブレーキとかあるって聞いたんだけどさ、事故りやすいからブレーキ強くしてほしいかも」
『あー出来るよ、そうしておくね。ボディは紫もいいけど白も似合いそうだなぁ、ちょっとボディカラーの一覧持ってくる』
「確かに白良いかも！なんか色は統一したいんだよね、あっ紫もいいな……」
『ホイールの色も変えられるよ、その場合ボディ紫でホイール白が似合いそうだけど』
「いいそれ！天才！それにして！」
『はーい、じゃあブレーキ強くしてー、ボディ紫、ホイール白で。請求書送るわー』
「うん！お願い！すぐ払う！」
要望に添えたようで、満足してトワ様は帰っていった。
『あ、みみたやの終わった？』
「うん、あともう少しかな」
『じゃあ電話かけるわ』
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作者名：ふぐれ x他1人 | 作成日時：2023年9月5日 18時
