鬼の目にも涙��# ページ34
鬼side
A｢スースー｣
鬼｢...お前には警戒心というものがないのか｣
まだ生まれて1年も経っていないような赤ん坊にそんなこと言っても仕方ないか...
俺は無残様に赤ん坊を返してくるよう言われてすぐに小屋をでた
でもなんだかこの赤ん坊ともう少し一緒に居たいと思ってしまい歩いて元の場所へ向かっている
それに寝ているのに起こすのは良くない
こんな感覚は久しぶりだ。何がどう久しぶりなのか自分でも分からないがそんな気がする
A｢ん、う｣
鬼｢起きたのか、まだかかるから寝てても大丈夫だ｣
そう言ったがもう目が覚めてしまったようだ
A｢いー！！｣
この子の名はなんというのだろうか、許されるなら1度でいいから名を呼びたい
鬼｢もっと、一緒に居れたら良かったのにな｣
ｻﾞｯ(足音)
鬼｢！なんだ、お前か｣
そこには鬼の姿があった。その鬼は昔下弦の鬼だったらしい
以前無残様に命令され共に鬼狩りを暗殺したことがある
元下弦｢久しぶりだなァ？...その美味そうなのどうしたんだ？｣
鬼｢！｣
俺には奴の考えてることがわかった
この赤ん坊を殺すつもりだと
鬼｢あの御方に帰すよう言われた。だから返しに行く｣
元下弦｢何言ってんだァ？人間を無傷で返すだァ？んなことあの御方が本気で言うわけねェだろ？きっと試されてんだよ....もしや、人間に情がうつったなんてこたァねぇよなァ？｣
鬼｢...悪いか、？｣
この短時間で俺はこの子にずっと生きてほしいと思うほどに心が奪われてしまったようだ
元下弦｢ハハハハハハハ！！！笑わせやがる！！悪いかだ？あぁ、悪いね！！テメェとは気が合うと思っていたが気の所為のようだ！テメェにできねぇなら俺が殺ってやるよ！！さぁ、よこせ！｣
鬼｢無理な相談だ｣
そう言って俺は逃げる
だが、奴は元十二鬼月、それに対して俺は一介の鬼
追いつかれるのは時間の問題だった
鬼｢ハァ、ハァ、クソｯ!｣
護らなくては、護らなくては！！
元下弦｢ハｯハｯ！！その程度の力しかねぇクセに俺から逃げようなんたぁ100年早いぜ。｣
鬼｢ハァ、ハァ、ハァ、グッ、ｶﾊｯ、｣
ドサッ
足と背中がやられ俺は倒れた、だが赤ん坊はちゃんと庇った
A｢んーむー｣
そう言って笑うこの子を見ているとこんな状況なのに笑みがこぼれる
が、そんなことに関係なく攻撃は止まない
そんな時油断してしまった俺は赤ん坊へ向けられた攻撃に気づくのが少し遅れた
鬼｢ｯ、危ないｯｯ！！｣
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年9月3日 11時) (
レス) @page42 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 鬼滅の刃大好きです最高です完結おめでとうです (2021年1月10日 10時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 凄かったです！二回ほど読み返しました！楽しすぎて、こんな文才が私にもあればなぁと思うほどでした！ (2020年4月30日 22時) (レス) id: 674e45aa5f (このIDを非表示/違反報告)
妖精・ナルル - いい話や〜感動しました(泣) (2020年1月26日 20時) (レス) id: 428de63203 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ推し-_-b - 完結で。とてもこの作品が好きでした！ありがとうございました*\(^o^)/* (2020年1月8日 0時) (レス) id: ef283739c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2019年9月23日 12時
