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「おはようございまーす!」
職員室に入ると来ている先生はまだ数人。
自分の席に向かっていた私の腕が後ろに引かれる。
知「A先生…そっちじゃないと思いますけど。」
「えっ?…あっそっか席変わったんだった!」
無意識に1年間座っていた席に向かっていた私。
慣れって怖いね…。
岡「ふふっなんか2人はいいコンビになりそうだよね!A先生こう見えて抜けてるとこあるし、知念はしっかりしてそうだからちょうどいいね♪」
「岡本先生に言われるとなんかむかつく…」
確かにお世話になりっぱなしなんだけどね。
今度こそ自分の席に着いて今できる範囲のことをやっとこうと書類をだす。
15分ほどたったところで隣から控えめに肩を叩かれる。
知「A先生……ここなんですけど。」
「ん?どれ?」
知念くんが指をさすのは”部活動希望”の欄。
「あー部活ね。校長先生が決めるのに参考にするから、自分が習ったりとか経験があってやりたい部活があれば希望書いておくの。まぁ知念先生の場合体育の先生だから運動部になるんだろうけど……」
知「A先生は何やってるんですか?」
「私ねー…何も得意な事なくてねー。そう書いたら演劇部の顧問になった…あはは。」
知「へー演劇部なんてあるんですね。」
「うん。あっこれ部活動一覧と顧問の先生が書いてあるやつ。」
部活動のファイルを知念くんに手渡す。
知「ありがとうございます。」
ファイルの中のプリントに目を通す知念くん。
知「光くんと圭人くんは軽音部なんですね。」
「そうそう!八乙女先生ベースすごい上手なんだよ。岡本先生もギターでよく自作の歌歌ってる。」
知「なんか意外です。大ちゃんは…サッカーか。多分涼介もサッカーだろうな。」
「山田先生サッカー得意なんだ!うん、でもサッカー顔だよね山田先生。」
知「サッカー顔ってなんですか笑 あっ!ダンス部がある。」
知念くんの目が一瞬光った気がした。
「ダンス得意なの?」
知「3歳から習ってたんです。大学のサークルもダンスに入ってました。」
「あーじゃあダンス部がいいかもね!ダンス部人気だから男子と女子2つあるよ。」
知「じゃあ男子で希望出します。」
「女子じゃないんだ笑 まぁでも女子にしたら皆ダンス部に転部しちゃいそうだね」
そんな話をしていると廊下が騒がしくなった。
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hagu_23(プロフ) - 初めまして!去年の冬にみせコドを観てからいきなり知念くん沼にハマってしまい小説を探していたところ、ここに辿り着きました。読みやすいし面白くて更新されてるとこまでスラスラ読んじゃいました。更新停止されてて凄く残念ですが、首を長くして楽しみにしてます! (2018年3月27日 1時) (レス) id: 40a73d0b56 (このIDを非表示/違反報告)
hagu_23(プロフ) - 初めまして! (2018年3月27日 1時) (レス) id: 40a73d0b56 (このIDを非表示/違反報告)
yurinchi.(プロフ) - miyuさん» ありがとうございます!知念くんらしさを出しつつキュンキュンしていただけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2017年1月14日 11時) (レス) id: d450a284c4 (このIDを非表示/違反報告)
yurinchi.(プロフ) - 涼李。さん» ありがとうございます!好きといってもらえてすごく嬉しいです!皆らしさが出るよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします♪ (2017年1月14日 11時) (レス) id: d450a284c4 (このIDを非表示/違反報告)
miyu - 凄くきゅんきゅんします!!!知念くん大好きなので毎日楽しみに待ってます(*´ω`*)頑張ってください!!! (2017年1月13日 23時) (レス) id: 070a54082b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurinchi | 作成日時:2016年12月29日 6時