検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:8,042 hit

ページ31

真咲Side









俺いま、すっごいもの見たんだけど…


健水くん、何の躊躇もなしに犯人めがけて発砲したように見えたのに。


なのに、いとも簡単に起爆装置だけを吹き飛ばした。


その衝撃で佐藤の手もやられたのだろう。


佐藤は手を押さえて必死に耐えてる感じ。


本当に、すごい。


凄すぎる。


俺みたいなのが、こんな集団には入れて良かったのかな?


ここにはやっぱり、その道を究めたプロしかいない。


それは、人それぞれ違うものだけど…


それらが一つになると、発揮する能力も倍になる。


一方で俺は、何を極めてきた?


ただ普通に、警察官になることだけを夢見て…


ただ普通に、警察官になり…


白バイに乗って、パトロールして…


武術や解剖なんか、やったこともないのに。


逆にこんなところに入ることに気が引ける。


俺も何か極める?


でも、一体何を?


何が得意だ?


何ができる?


考えるけど…


答えなんか出てくるはずもない。


ポンポン))


ふと肩を叩かれて…


現実の世界に引き戻される。


横を見ると宙がニッコリ微笑みながらこっちに来て。


と手招きしている。


あぁ、なんだ。


みんなも待ってくれてるじゃないか。


じゃあ、俺は悩むことなんかない。


この仲間…


みんなについていくこと。


そして、元々課せられた任務である…


みんなの心を動かすこと。


この二つが、今の俺の使命なんだ。

・→←絆



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:風男塾 , 愛刃健水 , 紅竜真咲   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年10月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。