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ページ45

怜生Side









みんなで、色々話しているうちに結構な時間が過ぎた。


すると、いきなり…


ガラガラッ))


と勢いよくドアが開いた。


その隙間から、血相を変えた宙が入ってくる。


宙「あの皮膚から人のDNAが検出されたの。いま、健水くんのパソコンに送ったから。」


また、調べる人の目に変わるみんな。


さっきの和やかムードはどこへやら。


いち早く健水くんがメールを確認して全員のタブレットに送ってくれる。


健水「中川幸太郎。日下部さんのアパートの下の部屋の住人やとさ。」


光黄「行くか。」


光黄くんの言葉にみんなが反応する。


それを、またあいつが止めた。


真咲「ちょっと待ってください。動くなって言われましたよね?」


怜生「絶対じゃねーし、そんな決まりもねーよ。」


宙「せっかく、僕が星をあげたんだ。自分たちで逮捕しに行かなきゃ。」


みんな口々にそう答える。


でも…


真咲「ですけど…!」


諦めきれない感じ。


健水「どうしたんや?真咲。何がそんなに引っかかるんや?」


真咲「この前の倉庫みたいにまた誰かが危険な目に会うのは嫌なんです!!」


真咲はそう言った。


泣きそうな顔をして。


光黄「大丈夫だよ?みんなのことも真咲のことも守るから…」


真咲「俺のことは良いんですって!俺は、皆さんに十分すぎるぐらい愛されて守られてる!でも、その分皆さんを危険にさらしている。それが嫌なんです!不安なんです!」


宙「何言ってんの?僕たちの事馬鹿にしてない?」


真咲「そんなことないけど…」


怜生「宙の言う通りだ。自分のことしか守れない雑魚だったら、警視庁なんかで働いてねぇし。それに俺らは特別に強い。」


光黄「そうだよ?俺たち風男塾じゃん?大丈夫だから。真咲。もっと俺たちのこと信じて?それに今回は、前みたいに危ない任務じゃないから。安心して。」


みんながそうやって言えば、真咲はようやく安心したように微笑んだ。


そんな真咲に、


健水「はい。真咲。」


拳銃を差し出す健水。


健水「自分の命は最低限自分で守れるようにならんとなぁ?これ、やるから練習しろよ?非常事態の時は俺らが助けたるさかいな。」


全-真咲「俺たちが真咲を守る!/守ったる!」


すると数秒考えこんだ真咲は…


真咲「はいっ!」


笑顔でそう頷いた。

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設定タグ:風男塾 , 愛刃健水 , 紅竜真咲   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年10月12日 16時

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