Ｌａｓｔ Ｍｕｓｉｃ−NEW STORY−

笑顔が素敵な ページ9

健水サイド

この前、中止になったライブは今日改めてすることになった。

健「あゆり、大丈夫？」

『っ、うん！』

健「･･･そっか」


嘘やな


光「あゆり大丈夫じゃないよね((小声」

健「な、心配やわ((小声」



あゆりは、リハのときに足が震えていた

踊ってないと倒れるくらい


何回かあゆりが倒れるのを助けた、その度に
みんな下を向く


俺も、不安しかない


最年長やから、こんな時はみんなを笑顔にしなきゃ･･･

こればっかり考えて結局何も出来ん



怜「健水くん、大丈夫ですか？」

健「俺は全然大丈夫やで？」

怜「そうですか･･･」


みんなは、俺が不安になってるのを分かってるはず。
もっと不安になるよな･･･


ス「スタンバイお願いします！」

全「はいっ！」


〜〜〜

風「風男塾ですっ！」


『えー、この前はお騒がせしてしまってすみません！』

風「っ、･･･」


あゆりは謝らなくていい、みんな思ってるはず


『あの時はみんなからのリプや、手紙にすごく元気をもらいました！
ステージに立つとやっぱり怖くて足が震えちゃうんですけど･･･
でも、今はすごく楽しいですっ！』


今のあゆりは本当に楽しそう。でも、体は嘘をつかない。

足はまだ震えてて、さっきから足を何回も動かしている。


健「これからも、よろしくお願いします」

『あーっ、あゆりの台詞！』

健「最年長やから、」

『気を取り直してっ、これからもよろしくお願いします！』

風「お願いします！」

こんな時に、みんなを笑わせられるあゆりはすごいと思う。


光「あのね、今回はセトリにチェンパラを入れたんです。
そしたらあゆりが･･･笑」

『え、言わないで！？』

光「ヤダ笑 あゆりが、絶対に歌わない！って言って笑」

怜「あー笑」

光「みんな何で？って聞いたら、あゆりは歌うとこないし、
恥ずかしいから歌わない！って言うんですよ〜」

真「ありましたね笑」

健「あゆりの台詞ないまんまセトリに入れたんやけどね笑」

来「本気で嫌がってましたけど笑」

『えーだってー恥ずかしいじゃん！みんなは聞いてるだけだから
きゅんとするかもしれない、でもねこっちは恥ずかしいから！』

健「いや、１番言っちゃいかんことやで笑」


宙「あゆりは何か台詞言えないの？」

『･･･は？』

風「っ！((無言でガッツポーズ」


そう、あゆりは宙の願いは断れません。

楽しみやな〜笑

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