54.途方もない戦い ページ7
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タイラントが動き出し、やばいと思ったその時には車が爆発していた。
タイラントごと、大きく燃えさかる炎に唖然としながらエイダさんを見ればその手にはスイッチらしきものが握られていた。
「今の、エイダさん…？」
「私がいなかったらどうなってたか。感謝してほしいわ」
用意周到な人だ…。
車に爆弾を仕込んでたってことだよね？
この人、絶対めちゃくちゃ強い人かも。
「かっこいい…」
「お褒めの言葉、どうも。それより、カードキーは？」
自分にしか聞こえない程度に呟いたつもりがバッチリ本人にも聞こえてて恥ずかしい。
「カードキーなら、レオンが」
「ああ、持ってる。これもね」
そう言って録音機をエイダさんに手渡す。
「その内容を説明してくれ」
「それは私が聞いてから。ここを出ましょう」
相変わらず、なかなかすぐには教えてくれない。
ミステリアスな女の人だ。
男の人ってこういう人に惹かれそう。エイダさん、サングラスかけてて顔はよく分かんないけど絶対美人だろうし！
レオンはエイダさんみたいな人はどうなんだろう、なんて思ってじーっとレオンの顔を見てれば眉を寄せて不審そうに私を見てきた。
「…なんだ？人の顔をじろじろと」
「ん〜、いや、なんでもなーい！」
「言いたい事でもあるのか？」
「あるっちゃあるし、ないっちゃない」
「どっちなんだ、それは…」
「お喋りは後にして、はやくシャッターを開けてちょうだい」
おっとエイダさんに怒られちゃった！
ほれはやく開けて開けてとレオンの背中をポンポン叩けば、相変わらず私を変なものを見るかのような目を向け、肩をすくめながらシャッターを開けた。
音を立ててゆっくり開かれるシャッター。
これでようやく外に出られる。
ま、外も外で危険なんだけど。
エイダさんは歩きながら録音機の音声を聞いていた。
「目的はそれか？」
「残念だけど違う。ベンは失敗したみたい」
「なら君は何を探してる？」
「この混乱を招いた責任者について」
2人の後をついて行きながら、その会話を私はただ黙って聞いていた。
外はまだ雨が降ってる。雨と一緒に、このゾンビのウィルスなんかも流せたらいいのに。なんて、そんな都合のいい事あるわけないんだけど。
私はこれからどうなるんだろ…。
このゾンビの世界はおさまるのだろうか。
私は…これからずっとこの世界にいる事になるのだろうか。
雨が降りしきる空を見上げて、この途方もない戦いに不安を募らせた。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
