88.嘘と罪悪感 ページ41
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もういっそ、本当の事を言ってしまおうか。
私はこの世界の人間じゃないんだって。
言ったらレオンは、信じてくれるかな。恐怖で頭がおかしくなったと思われて笑われるかな。
ここはゲームの世界だもん。今目の前にいるこの人は、その登場人物。架空の人間。
だから別に、どう思われたっていいのに。
それなのに。
なんで、言葉が詰まっちゃうんだろう。
「…悪い」
「えっ？」
突然謝られ、俯いていた顔を上げてレオンを見る。
「何で謝るの？」
「無理に聞くものじゃなかったと思って。その…記憶を失って辛いのにこんな風に聞いて悪かった」
「…レオン」
「思い出せない事を無理に思い出す必要はない。少なくとも今は。ここから無事に出たら、必ず君を安全な病院へ連れて行くよ」
君の記憶喪失の原因について、検査してもらおう。そう言うレオンに私はなんて言ったらいいか言葉に迷った。
ここまで心配させて申し訳ないのと、嘘をついてしまってる罪悪感から複雑な気持ちになる。
「そのためには早くGウィルスを見つけないとな」
私はただ頷くしか出来なかった。
うん、そうだよ。今はGウィルスを見つけることに専念しないと。
この状況で本当の事を話してレオンを余計に混乱させるのは良くないし。
…確か、ウェストエリアに行くんだよね？
《アクセスには上級職員権限が必要です》
ウェストエリアに続く認証確認装置に触れてみるもエラーが出てしまった。
上級職員権限…？またなんか探しに行かなきゃいけないスタイル？
「こっちは行けるな。イーストエリアだ」
「えー…まじですか…。その、なに？上級職員権限ってのをそっち行って見つけて来ないとって事だよね…」
「ああ。またこのリストタグをアップグレードする必要があるんだろ」
「なんでこう、楽に行かせてくれないかなぁ！」
もうやってらんないよぉと文句をぶつくさこぼしながら、イーストエリアへ続く道をドンドンとわざと足音をたてて進む。八つ当たりだ。
全く次から次へと。
「そもそも地下にこんなとんでもない施設作るとか頭どうかしてるでしょ。怖すぎ！あー、やだやだ」
「随分とご立腹だな」
「そりゃ怒るよ！もう何度も死にかけたんだから！」
あー、改めて文句こぼしたらアンブレラにイライラしてきた！
「さっさとリストタグをアップグレードさせよ！ほら行くよレオン。今ならどんなゾンビにも勝てそうな気がしてきた！」
「そりゃ頼もしい」
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
