82.微妙な空気 ページ35
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「ここがアンブレラの研究施設…。広そうだね」
「…」
「レオン、聞いてる？」
「あ、あぁ…悪い。聞いてるよ」
変なレオン。まぁそれは置いといて。
私達は目的地であるNEST、アンブレラの研究所に到着した。
研究施設内に入るまでに3つもの隔壁が開き、とてつもなく厳重に管理されていたことが分かる。
1人残してきたエイダさんが気がかりで何度も後ろを振り返ってしまう。
レオンは気にならないのだろうか。…いや、気にならないなんてそんなわけないよね。
心配だけど、それでも進まなくちゃいけないんだ。エイダさんにGウィルスを託されたんだもん。
「それにしても綺麗な施設だね。ゾンビなんていなさそう」
「……ああ、そうだな」
「？」
何だか歯切れの悪い返事。
そのままレオンは施設の入り口前にある受付のパソコンを弄り、何かを調べ始めた。
なんだなんだ。気のせいだろうか。ケーブルカーを降りたあたりから何かレオンが変だ。返事の歯切れ悪いし、あまり目も合わない。
ん〜〜？と腕を組んで小首を傾げてレオンを見つめる。
そして、ハッとしてなるほど…と手をポンとうった。
「レオン、私分かっちゃった〜！」
「…何をだ？」
受付のテーブルを挟んでレオンと向かい合い、彼の顔を覗き込めば何だか嫌そうに目を細められた。
私は、全てを見透かしたようにふっふっふと笑みを浮かべて見せる。
「さては、恥ずかしいんでしょ〜？」
「…は？」
ポカンとした表情をするレオンの肩を受付のテーブル越しにポンポンと叩いた。全く素直じゃない人だ。
「確かに、気になってる人とのキスシーン見られたらそりゃ恥ずかしいよねっ。気まずいよね〜！でも大丈夫！私は別に気にしてないし、むしろ美男美女の美しいシーンを見れて目が潤ったから」
映画のワンシーンみたいだったな〜と言えばレオンの表情が僅かに険しくなったような気がした。
あれ、からかいすぎたかな。もしかして怒った？
これはまずいと思いレオンの肩から手を離そうとした。
…が、何故かその手を掴まれてしまった。
険しい表情のままじっと見つめられ、焦る。
「ご、ごめんごめん！からかいすぎた！」
「君は、俺が彼女の事を好きだと思ってるのか？」
「……え、うん。……そうじゃないの？」
するとレオンは小さく溜息をこぼしながら、私の腕を掴んでいた手を離した。
なんかすごい微妙な空気になっちゃったんだけど。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
