366.二人の友人 ページ43
.
「A！」
「あ、ギルサンダーさん！それとハウザーも」
「なんで俺だけ呼び捨てなんだよ」
「あ、ごめんなさい…何か何となく？」
修練窟に入っていくメリオダス達を見送っていると、ギルサンダーとハウザーが私の所へ来た。
ギルサンダーに会うのはついこの前ぶりだけど、ハウザーと会うのは確か、あの時ぶりかもしれない。
ディアンヌが助けに来てくれたあの時。ハウザーもいて。
私は別れ際に彼にディアンヌのことを頼んだんだっけ。
それから言葉は交わすことは無かった。
「元気だったかよ」
「うん。色々あったけど…。あの時はごめんなさい」
「い、いや、別に俺は…」
「あれからリオネスで会うこと無かったし、こうやって話せて良かった！」
初めこそ彼は敵だったけれど、元々彼はディアンヌに好意があったし完全な敵だとはあまり思ってなかった。
じゃなかったら、あの時ディアンヌの事を頼んでなかったしね。
「ギルサンダーさん、案外はやい再会でしたね！」
「ああ、驚いたよ。でもきっと七つの大罪もこの地へ来るだろうとは思ってた。…ところで、ソイツに対して砕けた話し方をするなら出来れば俺にも気楽に話してくれないだろうか」
ギルサンダーのその言葉に思わず目をパチパチと何度も瞬かせる。
心の中では彼のことはギルサンダー、と呼び捨ててはいるけど…。
ハウザーは何となく、別に普通でいいかなと思って彼は呼び捨てで話してるし。本当にただ何となく、雰囲気というか。
気楽に話してくれと言われれば、特に断る理由もない。王様だったら話は別だけどね！
「えーと、じゃあ…ギルサンダー」
「その方が俺も気が楽だ」
「あの、ところで…ヘンドリクセンは本当に大丈夫なの？」
聞けば、ヘンドリクセンと共に行動してここまで来たみたいだし。まぁ、ここまで一緒に行動してきた時点でもう答えは分かってるんだけど。
それでも半信半疑なのは変わらなくて。
不安げな私に、ギルサンダーは眉を下げて笑う。
「君からしたら、受け入れ難い事だろうな。俺達も初めは驚いたが、今のヘンドリクセンに俺達に対する敵意は無い。…奴にも事情があったようだからな」
「まぁお前がアイツを許せねぇってのはさ、分かるよ」
話を…しなくちゃ。ヘンドリクセンと。
ちゃんと説明してよねって、言ったんだから。
「２人で平気か？」
私を気遣うマーリンに、俯いていた顔を上げて頷いた。
「大丈夫。ヘンドリクセンと２人で話す」
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きよか。(プロフ) - ななしさん» 和解出来ましたー（ ; ; ）いやぁ本当に…夢主頑張った…(T-T)続編もうすぐ始まりますので、また楽しみに読んでくだされば嬉しいです♪ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - ことみさん» いつもありがとうございます！リズとの出会いのシーンは本当に一番書きたかったシーンだったので、そう言ってもらえて嬉しいです…！もうすぐ続編公開ですので楽しみにしていてください！！ (2021年11月2日 0時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 和解できてよかった…！本当に夢主は頑張りましたね。今後の進展もうずうずしながら待ってます！続編よろしくお願いします〜！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page47 id: 6684c52b13 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - 続編も、ドキドキワクワク楽しみにしながら待ってます！ (2021年10月4日 16時) (レス) id: 59a391eb70 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - 黄昏の歌姫8シリーズお疲れ様でした！どの場面もとっても心に残ったんですが、リズとの出会いの場面が個人的にとっても胸がドキドキした場面でした！まさかの夢主ちゃんとリズが出会って七つの大罪の世界に来た意味を少しでも知れたのが鳥肌モノでした！ (2021年10月4日 16時) (レス) @page47 id: 59a391eb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年5月26日 21時
