358.メリオダスの嘘 ページ35
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「繰り返される悲しい歴史を終わらせてほしい…って。そう言ってた。これってどういう意味なんだろう？リズが私に託そうとした思いが、今の私にはよく分からないんだ…」
メリオダスとリズはかつて恋人同士だった。
彼女にとって特別な存在で、メリオダスにとってもまた彼女が特別な存在で、誰よりもよく理解してる大切な人だったに違いない。
だから私は、もし…もしメリオダスが何か知ってるなら教えてほしかった。
「こんな事聞くのってどうかと思うけど…メリオダス、何か知らない？」
何か知ってるなら教えてほしい。
リズの意図をちゃんと理解したい。
「…さぁな。オレにもさっぱり分からん！アイツがお前に伝えたその言葉の意味は、オレでも理解できねぇや。悪いな」
少し間をあけると、メリオダスは知らないと答えた。
私はそれが嘘であると悟ってしまった。
だって、私がさっき言った言葉に肩を揺らしたり僅かに瞳が見開いてた。それを見逃すことが出来なかった私は、今言ったメリオダスの言葉が嘘だと気づいた。
だけどもうそれ以上聞くことは出来なかった。
言いたくないのか、それともまだ…今はまだ言えないことなのかもしれないし。
そんなメリオダスに私はただ一言、「そっか」と小さく言葉を返す。
なんだかちょっと雰囲気暗くなっちゃったかな…？
場を少し明るくしようと思って、私は「あー！そういえば！」と無駄に大きな声を出した。あ、ちょっと大きすぎた？まぁいいか！
「私、すっごい驚いたことがあって！」
「驚いたこと？」
「リズと会った時！エリザベスとあんまりにも似てるから！ほんっとに驚いちゃった。自分とそっくりな人は世界に3人存在するって知ってた？このことかーっ……て、」
そこまで言ってハッとした。
リズはもうこの世にはいないのに、失言してしまったと慌てる。
「あ、あの、ごめんメリオダス、私…」
「リズと」
「え？」
「リズと、アイツと会ってどう思った？」
メリオダスのその問いに私は一瞬目をパチパチと瞬かせる。
この目で彼女を見た時、本当にびっくりした。
本当にエリザベスにそっくりで。
それでいて、
「すっごく優しい人だったと思う！かっこよくて素敵な女の人だった。握ってくれた手とかね、あったかくて本当にこの世に存在してる人なんじゃないかって思えるくらいで」
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きよか。(プロフ) - ななしさん» 和解出来ましたー（ ; ; ）いやぁ本当に…夢主頑張った…(T-T)続編もうすぐ始まりますので、また楽しみに読んでくだされば嬉しいです♪ (2021年11月2日 0時) (
レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - ことみさん» いつもありがとうございます！リズとの出会いのシーンは本当に一番書きたかったシーンだったので、そう言ってもらえて嬉しいです…！もうすぐ続編公開ですので楽しみにしていてください！！ (2021年11月2日 0時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 和解できてよかった…！本当に夢主は頑張りましたね。今後の進展もうずうずしながら待ってます！続編よろしくお願いします〜！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page47 id: 6684c52b13 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - 続編も、ドキドキワクワク楽しみにしながら待ってます！ (2021年10月4日 16時) (レス) id: 59a391eb70 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - 黄昏の歌姫8シリーズお疲れ様でした！どの場面もとっても心に残ったんですが、リズとの出会いの場面が個人的にとっても胸がドキドキした場面でした！まさかの夢主ちゃんとリズが出会って七つの大罪の世界に来た意味を少しでも知れたのが鳥肌モノでした！ (2021年10月4日 16時) (レス) @page47 id: 59a391eb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年5月26日 21時
