131.オレンジ色の景色 ページ45
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あまりの浮遊感に思わずナルトの首にガシィッと腕を回して振り落とされないように捕まる。
「ちょ、いでででで！Aぐるじい…、し、死ぬ…っ！」
「いや私の方が死ぬゥゥ！！落ちる落ちる落ちる！！」
「絶対落とさないから大丈夫だって…ぐぇ…っ！」
私を抱え、屋根を何度も飛び越えていくナルト。
そのたびに物凄い浮遊感。
いや、散歩にしてはスリル高すぎるってこれ死ぬって。絶叫系アトラクションってきっとこんな感じなんだろうな…。
下は見ないようにギュッと目を閉じていると、いつの間にか激しい浮遊感は無くなっていた。
「A！はやく目開けないと日が沈んちまう！」
「…え？な、なに？」
閉じていた目をゆっくりと開けると。
「わぁ…！」
「へへ！すげーだろ？」
視界いっぱいに広がる、里の風景。
夕日に照らされて、里全体がオレンジ色に輝いてすごく綺麗だった。
ナルトにゆっくりとおろされ、地に足をつける。こんな高い場所から里を見下ろした事なんてあっただろうか。5年、この里で暮らして初めて見る景色だ。
こんなにも綺麗なんだなぁ。
うっとりと感動していると、ハッとした。
「って、ここ何！？火影岩の上！？高い！怖っ！！」
「今更気づいたのか…？大丈夫だってばよ。もしAが落ちてもすぐ助けるし！」
「いや落ちたくないよ！」
まぁ確かにナルトがいれば安心だろうけど。
とりあえず高すぎて怖いことに変わりはないのでナルトの手を握ると、「へへ」と嬉しそうに笑う。
「なんでここに連れてきてくれたの？」
「んー、思いつき？そーいえばここから見る夕焼け綺麗だったなー！って！」
「確かに物凄く綺麗だね！びっくりしちゃった」
「あと！あと！Aを抱えてあっちこっち飛び回るなんて余裕だって、見せたかったらだってばよ！」
そう言って、ニッと得意げに笑うナルト。
そんな可愛い理由があったとは知らず、思わず今この場でナルトを抱きしめたい衝動にかられたがグッとこらえた。
可愛い…可愛すぎる…！！
胸をおさえて悶える私を、「どうしたんだ…？」と不審そうに見るナルトにすぐさま首を横に振って笑顔を浮かべた。
自身の力強さを見せたくて、そして私にこの景色を見せたくてここまで連れてきてくれたこの子がどうしようもなく愛おしくなった。
胸が温かくなるのを感じながら、オレンジに輝く光景を見つめる。
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
